リス太のビジネスマナー講座 ~就職後も長く活躍するために①~

今週から、発達障害を持つ人が就職後もより長く働くために、よくあるミスやトラブル等、お悩みへの対処方法を紹介していくよ!
これからの参考にしていくね!

 

仕事の優先順位がわからない! 優先順位の付け方を間違える!

長期を見据えた計画が苦手

発達障害を持つ人は、優先順位をつけての作業や、同時並行の作業が苦手なことが多いよ。
うんうん、マルチタスクっていうのは苦手な人が多そうだ。
そう。先の見通しを立てたり予測したりというのができないから、優先度を誤ったり、見落としたりしてしまうんだ。
たしかに、ちょっと先の予測はできても、長期的な計画は苦手だなぁ。

解決方法1:「時間」を意識する

まとめて仕事を受けたときは、まず上司・先輩に優先度を確認しようね。
優先度をあらかじめ聞いておくのはいいね!
教えてもらった優先度をもとに、仕事内容を分解してみよう。ひとつの依頼内容でも工程がいくつか必要な場合があるよ。順序を紙に書き出して貼っておくなどして、順序良く取り組めるようにしよう!

解決方法3:依頼する側・周囲のフォロー

時間感覚をつかんでもらうために、仕事を依頼するときは、依頼内容を細分化して渡すようにするといいよ!
工程ごとにわけて、取り組む順番を教えてもらうだけでも効率よくすすめられそうだ!
そうそう。周囲のサポートで、優先度や順序立てに慣れていくよ!

確認不足!? ミスが多い!

確認のタイミング・報連相

ミスの原因として、質問するタイミングがわからないこと、質問が苦手なことがあるよ。
確かに、話しかけるタイミングって苦手だし、もとからコミュニケーションそのものが苦手な人も多そうだ。
そうなんだ。タイミングを見誤ってしまったり、確認を後回しにしてしまったりがあって、ミスにつながってしまうんだ。
報連相も、大切だとわかってはいるけど、実際難しいもんね。

解決方法1:手順を確認しておく

あらかじめ手順を教えてもらっておいて、わからないことがあったときは、書き出しておいてまとめて質問するようにしよう。
まとめて聞いたほうが、相手も時間がかからなくてよさそうだね!
そういうこと。質問したりチェックしてもらったりするのは、手順がひとつ終了したらお願いするようにするといいね!

解決方法2:指示・質疑応答・チェックは短いスパンで

周囲の人のフォローとして、依頼の段階で手順を示してあげること、短いスパンで作業内容のチェックをしてあげることが有効だよ!
質問しそびれていることがないかも、チェックしてもらえたらいいね!
そういうこと! 相談のタイミングも、だんだんとつかめるようになっていくよ。
フォローしてもらっているうちに、覚えていけたらいいな!
あと、間違えていたからといって怒るのは逆効果だよ。怒るんじゃなくて、どうしてミスをしているのか、今後どう対処・改善していくかを示していくことが効果的だよ!

 

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