緘黙症の治療のために! 必須のサポートと治療法

子供時代、人見知りだと思って放置しがちな緘黙症。今日は主な治療方法と、周囲のサポートのポイント、注意したいことをお話ししていくよ!
理解されにくいことも原因としてあるみたい。注意していきたいね!

 

話せる機会を作っていく! 緘黙症の治療

自分が話している姿を見られたり、聞かれたりすることへの恐怖・不安が、緘黙症の要因と考えられているんだったよね。
うん! その恐怖や不安を取り払えるよう、支援していくんだよね!
そうそう! 主な治療方法を紹介するね!

少しずつトレーニング! 行動療法

一度話さない・発話しないということを学んでしまうと、その状況から抜け出すのが難しくなるよ。
話せるくらいに慣れてきても、発話しにくい心理が続いてしまう、ということだよね。
そう。だから、早い段階で発見できたらこの行動療法での治療を行うこともあるよ。
ふむふむ! 行動療法ってどんなものなの?
特に早い時期・幼い時期の治療として、段階を踏んで少しずつ、できること・話せることを増やしていく「シェイピング法」というものがまずひとつ。
簡単な言葉から挑戦して、できたら次の段階へ、ということだね。
そうそう! 次に、会話できる相手と話している空間に治療者が訪れて、少しずつ話せる相手や場面を広げていく「フェイディング法」というものがふたつめ。
どちらも、少しずつ話せるように段階を踏んでいくんだね!

 

怖い・不安から分析。 認知行動療法

比較的大人になった患者さんに向けた治療法だよ。話すことへの不安・恐怖を改善していくんだ。
どうして話すことが怖いのか、不安に思うのかを分析するんだよね。
そうそう。日常生活を通して、話すことに対する不安・恐怖が、現実と食い違っているということを、一緒に分析していくよ。
分析することによって原因がわかるから、対応策も見えてくるね!
そういうこと! 分析ができたら、今度は、状況に応じて行動や感情のコントロールができるようにトレーニングしていくよ。
こちらは行動療法のようなものだよね!
そう。 こちらも段階を踏んで、話せる相手がいる場面から、少しずつ話せる場所・相手を広げていくよ。

 

投薬

恐怖や不安といった感情を抱きやすいので、抗うつ薬が処方されることもあるよ。
抗うつ薬で、話すことに対する恐怖・不安もやわらげていくんだね。
そういうこと。ただし、子供には刺激が強い薬も多いから、医師の指示通りに服薬しないといけないよ!

 

学校や過程でのサポート

緘黙症の患者さんは、話したくても話せない、自責や悲しみ、無力感を感じているよ。
周りからは理解されにくいことかもしれないけど、改善のための環境づくりをしていきたいね。

気を付けるべき対応

緘黙症の患者さんに対して、話すことを強制したり、声を聴きたいとプレッシャーをかけたり、というのはよくないよ。
不安や恐怖を感じてしまって、よけい発話できなくなってしまうよね。
そういうこと。同様に、話せないからといって責めることも、放置・仲間はずれというのもしてはいけないこと。
本人が安心できる環境に整えることで、会話できるようになっていくね。

サポートしていこう!

基本として、本人が感じる不安を軽減してあげること、自信・自己肯定力を高めることが大切だよ。
不安や恐怖を感じやすいということを理解して、安心できる環境を整えることだよね。
そうそう! まずは、話すことに対する不安を感じている場合、発話を強制しないようにしよう!
答えが返ってこなくても急かさず、優しく話しかけるよう心がけたいね。
そうだね! そして話さないといけない、という状況に追い込んでしまうのも同じくいけないこと。
話せなくて辛い、ということがさらに不安を強くするもんね。
そういうこと! また、コミュニケーションも難しいために、輪に入れず苦しんでいることも多いんだ。声をかけて一緒にやろうという流れを作りたいね。
返事は返せないかもしれないけど、さりげなく仲間に入れてもらえると嬉しいと感じるよね!
あとは会話じゃなくてもできること、筆談などでの会話で、その場所は安心だと覚えていくのもひとつだよ。
返事をしやすいように、イエス・ノーだけの質問、というのもいいかも!

大人の緘黙症

緘黙症は「自然に治る」と思われているけど、そんなことはないんだ。
人見知りだと見過ごされることもあるみたいだもんね。
そうなんだ。見過ごされたまま大人になって、場面緘黙や社交不安が続いていることもあるよ。
大人の緘黙症に対して支援が不十分、ということだね。
そう。緘黙症は「症状」であって、「性格」ではないんだ。自分を責めないで治療していこうね!

 

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