就活SST「『Iメッセージ』を使って頼む」

新聞読解「ゲームで体感 SDGs 持続可能な開発目標」

以下、記事の要約です。

貧困や気候変動など地球社会の課題解決に向けた「持続可能な開発目標」(SDGs)

関心が高まる一方、どう取り組めばいいのか分からない。

そんな悩める企業や自治体が第一歩を踏み出すツールとして、体感できるゲームに着目、研修などに取り入れる動きが広がっている。

ゲームを取っ掛かりに次ぎのステップへと進んだ企業もある。

SDGsとは、2030年までに達成すべき国際社会の共通目標。

「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など17の目標と169の具体策からなる。15年に国連で採択された。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 座学よりゲームの方がなじみやすい
  • ゲームで当事者意識を持たせるのは面白い
  • SDGsはまだまだ一般に浸透していないイメージ
  • ゲームなどで普及は良いアイデアだと思う

身近なゲームとして普及に期待したいですね!

就活SST

『あ』で始まる懐かしいものは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「アーケードゲーム」「あまちゃん」「あみだくじ」「赤とんぼ」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Bグループ「赤ずきんの絵本」
Cグループ「揚げパン」

Bグループの回答は、世代に関わらず、子供の頃に読んだことがある人がとても多そうなので、みんなが懐かしい気持ちになりそうですね!
Cグループの回答も、納得ですね! 給食に出てくると、みんな喜んでいた覚えがあります!

頼み方のスキル

前回、同僚に作成した書類の確認を頼みたいという場面について、どんな頼み方が良いか考えました。

その中で出てきた、「Iメッセージ」という言葉について、今回は考えてみたいと思います。

Iメッセージ

件の頼み方は、以下のものでした。

「Aさん、今大丈夫?実は、今書類を作成しているんだけど、ちょっと自信なくて・・・少し目を通してもらえると嬉しいんだけど・・・」

少し自信がなさそうに見えるのが気になる方はいるかもしれませんが、強引に頼んでいるような印象は受けないのではないかと思います。

その理由として、相手に今の状況を確認していることや、自分が何に困っているかの説明が成されているということを挙げることができます。

そして、それに加えてこのような印象を与えるのに大きな役割を果たしているのが「Iメッセージ」です。

このセリフにおいては、「少し目を通してもらえると嬉しい」という部分ですね。

Iメッセージの特徴は、自分の気持ちや感じ方を伝えている、ということです。

例えば、「この仕事を手伝って」「その本を貸して」というような言い方には、少し一方的に感じられる部分があるかもしれません。

しかし、「この仕事を手伝ってくれると助かる」「その本を貸してもらえたら嬉しい」というように、頼んだことをしてくれたら自分がどう感じるかを付け足すことでグッと柔らかい表現に感じられるのではないでしょうか。

YOUメッセージ

一方で、相手を主語にした言い方を「YOUメッセージ」と呼びます。

口論になったり、感情が高ぶった時には、このYOUメッセージが出やすくなります。

しかし、YOUメッセージはIメッセージとは反対に、「あなたが悪いのだ」「あなたはこうするべきなのだ」というような、相手を評価したり、コントロールしようとするニュアンスが含まれてしまいがちです。

例えば、「あなたはいつも私のことをわかってくれない!」「こんな遅い時間まで一体何をしていたんだ!」というような言い方をされたら、言い訳をしたり、否定しようとしたくなりませんでしょうか?

これが、Iメッセージで「あなたとわかり合えないことが私は悲しい」「何かあったのではないかと心配していた」という表現であったなら、反応も変わるのではないかと思います。

このように、Iメッセージは頼みごとをするときに限らず、相手に受け入れてもらいやすい表現として活用することができます。

相手に受け入れてもらいやすい頼み方

相手に頼みごとをするときに特に大事なのは、「今、頼みごとができる状況かどうかを確認する」ことと、「Iメッセージで伝える」ことです。

また、引き受けてもらえた時にはお礼の言葉を忘れずに、ダメだった時も、「また今度お願いします」「急に頼んですみません」など一言伝えて引き下がるようにしましょう。

 

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