うつ症状、疲労感 … 様々な症状が出る「適応障害」

うつ症状、身体症状をともなう「適応障害」についてお話ししていくよ!

 

適応障害って?

適応障害というのは、ストレスに適応できず、精神症状、身体症状が出てしまう障害のことだよ。
うつ症状、頭痛・肩こりなど、症状はたくさんあるみたいだね。
そう。ストレスもたくさんあるよね。学校、仕事、異動、結婚、引っ越し。。。
それに、人によってストレスの影響度や適応能力に差があるから、問題なく過ごせる人と、苦痛と感じてしまう人がいるよね。
そういうこと。ある環境と自分の価値観とのズレが大きく、適応しようと努力しても、適応できず反応してしまうことから症状が出るんだ。
ストレスを乗り越えようと頑張った結果、生じてしまうものということだね。

適応障害 症状について

精神的な症状

不安や抑うつ症状、焦燥感、過敏、混乱などが出ることが多いんだけど、大きくふたつに分けることができるよ。まずは抑うつ・不安タイプから。
不安・心配と気分の落ち込みが同時に現れる、ということだね。
そう。日常生活が送れないほどの強い不安感、抑うつ気分などが主だよ。
不安感が強くて、不登校など、日常生活が送れなくなることもあるみたい。
次に、抑うつ気分を伴うタイプ。憂鬱感、涙もろくなる、絶望感、思考力・判断力の低下、感情のコントロールが難しくなる、などが症状。
憂鬱気分、喪失感などがある場合、適応障害の可能性があるね。

身体症状

ストレスが原因で、体にも症状が出てしまうことがあるよ。
疲労感、倦怠感、頭痛・肩こり、腹痛、動悸などがあるよね。
そう。強い不安感からくる動悸や吐き気、といったこともあるんだ。
人によって症状は異なって、様々な種類があるよ。

問題行動

適応障害の症状として、問題行動が現れる場合もあるよ。
問題行動っていうと、具体的にはどんなものがあるのかな?
ストレスから、不登校、緘黙などの形で表れる、情緒・行為混合型がまずひとつ。
緘黙についてはこちらを見てみてね!
次に、ストレスが怒りを引き起こして、暴飲暴食、暴力、無断欠勤など衝動的な行動を起こしてしまうタイプもあるよ。
ストレスというのは、いろいろな形で表れてくるんだね。

適応障害を起こすと

上記に述べた通りの症状のほかにも、こんな症状が出ることがあるよ。

 

・日常生活が送れなくなるほどの強い不安感
・生活に支障がでるほどの抑うつ気分
・正常の範囲をこえるほどの強い心配感
・不安症状からくる身体症状、動悸や吐き気など
・憂うつな気分や喪失感がある
・今までそうではなかったのに無断欠勤や過剰飲酒など問題行動がある
・風邪のような症状や頭痛・倦怠感・眠気などの症状
・食欲がなく興味・関心ごとが低下し不眠に悩まされている
・ストレスを感じる場所にくると、汗をかいたりめまいがする

適応障害は人によって症状が異なるから、症状からの診断が難しいみたいだよね。
そうなんだ。適応障害の特徴として、環境変化で症状が出現して、その環境から離れると症状が改善する、というのも特徴だよ。
なるほど、症状からの診断じゃなく、環境変化で症状が変化するかどうかから診断していくんだね。

 

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