認知行動療法講座「問題解決技法」/ 就活対策「お迎え」/「お茶出し」
新聞読解「海外減速、地方に波及」
以下、記事の要約です。
中国など海外の景気減速の影響が地方経済にも表れてきた。
日銀は8日発表した4月の地域経済方向(さくらリポート)で、全国9地域のうち東北と北陸、
九州・沖縄の3地域で景気の総括判断を引き下げた。
工作機械や電子部品関連の海外需要が細り、輸出や生産の減少につながっている。
堅調だった設備投資にも企業の慎重姿勢がにじむ。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 機械の部品の生産量が低下していることが、不安に感じた。
- 米中貿易摩擦によって日本が板挟みで苦労している。
- 需要低下は日本なのか、海外なのか疑問である。
- 海外の生産について、挽回してほしい。
外国の需要が低下しているのは、不安ですね。
世界的な不景気の波に、日本は飲まれないようにしたいですね!
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
前回、問題を解決するために、解決を遅らせる考え方に挑戦する、という話をしました。
今回は、問題解決のために役立つ技法を紹介します。
問題解決技法
以下のステップに沿って、問題を解決する方法を考えてみましょう。
問題の明確化
解決行動に移る前に、自分が何に困っているのか、どうなれば解決なのかを明確にする必要があります。
何が原因で、どう困っているのかがわからなければ、どうなれば解決なのかも見えてきません。
また、どうなれば解決なのかがわからなければ、解決のために何をすればいいのかがわかりません。
大事なのは、具体的に考えることです。
ただ、何となく「困っている」というだけでは、解決の道筋が見えず、先に進めません。
「いつ、どこで、誰がいる時に、何が、なぜ、どのように」問題なのかを書き出してみましょう。
問題がわかったら、現実に沿った目標を決め、それを達成するのに障害になりそうなものをはっきりした言葉で書き出します。
そうすることで初めて、ゴール地点とそこにたどり着くまでの道のりがわかり、問題解決に挑戦することができるようになるのです。
ブレインストーミング
問題が明確化できたら、次に解決の方法を探します。
このとき役立つのが、「ブレインストーミング」と呼ばれる技法です。
ブレインストーミングとは、できるだけ頭を自由にして、思いつくままにアイデアを考えていくという意味です。
ここでは、その考えに筋が通っているかどうかの判断は後回しにして、多くのアイデアを出すことを優先してください。
なぜなら、解決しなければいけない問題があるときには、気持ちが動揺しており、冷静な判断ができなくなってしまっている可能性があるからです。
思い浮かんだ時点ではありえないと思ったアイデアが、実際には良いアイデアであることもありますし、逆に非常に良いと感じたアイデアが、実際には現実的でないものであった、ということもあります。
また、解決策を1つしか出さなければ、その方法がダメだったときに打つ手がなくなってしまうので、次善の策を用意しておく、という意味合いもあります。
解決行動決定
ブレインストーミングで考えたそれぞれの方法の、長所と短所を考えます。
それを実行するまでにどのような障害があるか、実際に実行したときにどのような問題が出てくる可能性があるのか、また逆に、その方法を使った場合に、問題が解決される可能性がどの程度あるのか、ということを考えていきます。
そして、一番実行しやすく、問題解決に繋がる可能性がある方法を選択します。
実行
選んだ解決行動を実行に移します。
このときには、次回に説明する「アクションプラン」が役立ちます。
また、余裕があれば事前に頭の中でシミュレートしてみるのも有効です。
最終評価
実行して、それで終わりではありません。
行動してどうなったか、その結果を評価するのも大切です。
もし、問題が解決していなかったら、どのような結果になったのか、どうして解決しなかったのかを考えます。
そして、再び問題の明確化に戻って解決策を考えてください。
問題が解決していれば一件落着ですね。
その場合も、評価を行っておくことで、次回また同じような問題が起こった際に役立てることができます。
就活対策『お迎え』『お茶出し』
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、発表するという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のポイントは、『お迎え』、『お茶出し』の2点です!
発表
今回は、このような内容について発表していただけました!
- お迎えでは、立ってお迎えし、丁寧に挨拶をする。
- ご案内時は、お客様を気遣いながら2、3歩斜め前を歩く。
- 「どうぞ」と挨拶しながらお茶を渡す。
- 左手でお茶を乗せたお盆を持ちながら、ノックして挨拶をしてから入室。
来客対応をする時は、会社の代表としているという意識でのぞみましょう。
『お迎え』、『お茶出し』ともに来客対応で、身に着けておきたいスキルとなります!