てんかんとけいれんは似ている? 診断方法は?

けいれんとの違いは!? 検査方法について

脳内の信号の乱れから、けいれんや意識の薄れなど様々な発作が起きるてんかん。
今日はてんかんの発見方法についてみてみよう。

けいれんとてんかんの違いって!?

そういえば、てんかんといえばけいれん、というようなイメージがあったんだけど、てんかん発作の中にけいれんの症状がある、ってこと?
そうだね。
てんかんとけいれんは別のもの。
まずは「けいれん」についてお話ししていくね!

けいれん

けいれんっていうのは、自分の意思とは関係なく、勝手に筋肉が収縮する、という状態だよ。

 
・まばたきを繰り返す、まぶたがピクピク動く、等
・目のまわり、口もと、頬がピクピク動く、等
・顔のさまざまな筋肉がときどきピクッと動く

こういった症状が「けいれん」で起きるよ。
なるほど、症状ってことか。
そう。
この「けいれん」は、てんかん以外にも、さまざまな原因があるよ。
高い発熱、感染症、薬物。。。
「高熱を出してけいれんした」というのは聞いたことがあるかな。
そうそう。
けいれんはこのようにいろいろな原因があるから、その原因によって治療方法も異なってくるよ。

てんかん

一方で「てんかん」は、けいれん症状も含む、他の症状も含む発作が起きる病だよ。

 
・ねじれる、身体がつっぱる
・急に動作をとめ意識が薄れる
・身体が硬直する

意識を失う、視覚聴覚の異常、などいろんな症状があったもんね。
そう。
「てんかん」は、脳内のニューロンな過剰な電気信号の乱れで起きる発作のこと。
ただし、気を付けなければいけないのは、発熱でてんかんが起きた場合。
けいれん症状も出るし、脳はも似ているから判別が難しいんだ。

てんかんの検査方法

検査をすることで、てんかん発作かどうかを判別することができるよ。
もし発作が起きたら検査を受けてみよう!

脳波検査

脳波検査で、脳の電気信号の乱れを検出することができるよ。
これでてんかんかどうかがわかるね!
そう!
脳波検査は診断だけじゃなく、どの発作が起きているのかという判断材料にもなるんだ。
だからてんかんの診断においては一番大事な検査方法だよ!
痛かったり、身体に影響があったりしないのかな?
大丈夫!
何度検査をしても体への影響はないし、痛みもないよ。

血液・尿検査

こちらも、てんかんかどうかの診断には大切な検査。
原因を探すために血液や尿を採取するよ。
ふむふむ。
服薬治療のために、身体の状態を調べておく、という意味でも、欠かせない検査なんだ。

正しい診断のためのチェック

診断を受けるときに、録画などがあると参考になることがあるよ。
ほかにも、チェックしておくといい項目があるんだ。

 
・発作に気づいたのはどういう変化か
・顔や唇の血色、唾液の量は変化したか
・けいれん・硬直の様子はどうだったか
・体の左右で発作の程度に差はあったか
・発作中に意識はあったか
・どのくらい続いたか
・発作終了後の様子は?ぼんやりしていた、眠った、など

 

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