就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「飲食店を出店するのに大事なのは『立地』『おいしさ』どちらか」

新聞読解「自治体、AIで業務効率化」

以下、記事の要約です。

全国の自治体で人工知能(AI)を活用し、業務を効率化する取り組みが広がっている。
休日返上で長時間かかっていた業務が数秒で済むようになるなど、効果は大きい。
民間企業と同様に迫られる職員の働き方改革にも対応しながら、住民サービスの向上にもつなげたい考えだ
東京都墨田区が2018年7月に導入した「ごみ分別案内ポット」は、AIチャットポットによる自動応答システムだ。
画面に文言を打ち込むと、AIが回答を表示する。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 業務の効率化は良いが、元々やっていた人はどうするのか。
  • 導入場所は考えた方がいいと思う。
  • 人間の責任とAIの責任とでは重みが違う。
  • AIはアプリ向きと業務向きとでは利用法が違う。

AIで業務は効率化されますが、責任の所在についてはルールや運用の工夫が必要ですね!

就活SST

『は』『ば』『ぱ』で始まる子供が大好きなものは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「パーティ」/「ハンバーグ」/「ハーゲンダッツ」

今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
なかでも「ハンバーグ」が、A班が1番子どもの大好きなものとしてしっくりくるとしました!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
あなたは、後輩のCさんと話していると急かされているようで落ち着かない感じがする。
これは、Cさんがどのような話の仕方、聞き方をしているためであると考えられるか。
三つ答えよ。

解説
コミュニケーションをしていて大事なことは、以下3点です。
①スピード
②テンポ
③タイミング

この設問では「急かされている」と感じているので、
・話が終わらないうちに口をはさんでいないか(テンポ)
・早口でまくし立てていないか(スピード)
・相づちを正しい位置でうっているか(タイミング)
などに気を付ける必要があります。

シーン②

状況
あなたは、新人のAさんから、「個人宅を訪問したとき和室に通されることがあるので、和室での立ち居振る舞いで注意することを教えてもらいたい」と言われた。
この場合、どのようなことを教えれば良いか
三つ答えよ。

解説
和室は畳敷きの部屋なので、以下のことに気を付ける必要があります。
①和室の歩き方
②座布団の扱い
③挨拶は座礼

①歩き方は、
畳や敷居のヘリを踏まないということです。

②座布団の扱いは、
すすめられるまで、とりあえず下座で座布団を外してすわる。または、座布団を踏まないということも大切です。

③挨拶は座礼で、
座布団からおりて正座をして挨拶をします。また、正座を崩さないことも和室では必要となります

シーン③

状況
販売課のあなたは、新人のBさんを伴って担当交代のあいさつのためS社を訪問した。しかし、担当者が不在だったため、訪問の理由とあらためて訪問する旨の伝言を頼んで帰社した。
そこにS社担当者から電話が入り、「うちの担当が新人さんに代わるそうですね。大丈夫ですか?わが社も軽く見られたものですね」と皮肉を言われた。このような場合、どのようなことを言えば良いか。
三つ答えよ。

解説
担当交代でのクレームの対応について。
クレームの中で「軽く見られた」「大丈夫ですか?」とあるので、それぞれについて説明をする必要があります。

「軽く見られた」については、交代の理由を説明することです。

人事異動での交代など、交代に至った理由を丁寧に説明することが大切です。

「大丈夫ですか?」については、不安を解消する今後の対応を誠実に説明することです。

具体的には、
・新人に対してもしっかり指導していくこと
・課全体で対応していくこと
などが挙げられます。

クレームがあっても、誠実に対応をすることで会社の信用を上げることもできます!

ワークショップ「飲食店を出店するのに大事なのは『立地』『おいしさ』どちらか」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「飲食店を出店するのに大事なのは『立地』『おいしさ』どちらか」です。

利用者さんの回答

Aグループ:「おいしさ」

Aグループでは、「おいしさ」が大事ということになりました。

メリットとしては、以下2点です。
①美味しくないと、そもそも人が集まらない
②美味しいとリピーターがある

デメリットとしては、以下2点です。
①維持費がかかるのでは
②客観的評価難しい

①に関しては、安くても美味しいものは提供できる。

②に関しては、食べログなどで客観化できますし、味の品質を上げるよう努力する。

という対応策を考えました。

また、立地については、不動産にゆだねられるという難点があるということも指摘できるという話になりました。

Bグループ:「おいしさ」

Bグループでは、「おいしさ」が大事ということになりました。

まず、「おいしさ」と「立地」、選ばなかった方でも最低限のレベルは確保されるという条件設定をします。

そして、それぞれのメリットを挙げました。
「立地」のメリット
:回転時の母数が大きい

「おいしさ」のメリット
:リピーターがある

メリットを比べたとこと「おいしさ」の方が、長期的にお金を稼げるということで、
話し合いの末、「おいしさ」の方が大事という結論になりました。

また、「おいしさ」があると、ネットなどの口コミを拡散しやすいということも言えます。

反対意見として、立地がいいと駅近などのお店にはリピーターが来る可能性がありますが、
そもそも「おいしさ」があるとリピーターはきますし、より「おいしさ」を追求した方が「人を幸せにする」という話になりました。

スタッフからのコメント

「おいしさ」か「立地」かという立場を選ぶお題で大事なことは、立場を選んだ上で
・メリットを挙げることと
・反対側の意見を挙げて反駁すること
です。

どちらの班も、その点についてしっかりと話し合いができていたので、良かったと思います。

そして、最初に考えてそれぞれが意見を言ったあとに、メンバーが「どう意見が変わったか」「どう感じたか」を聞いていくことが大事です。

ディスカッションの形式を意識して、建設的な話し合いができるように引き続き訓練していきましょう!
 

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