就活SST「主張を押し通さず、提案する」
新聞読解「破竹ワークマン 秘密はエクセル」
以下、記事の要約です。
作業服チェーン最大手のワークマンは2019年3月期、8期連続で最高益を更新した。
アウトドアに特化した新型店が好調の原動力とされるが、理由はもう一つある。徹底したデジタル化だ。
高度な人工知能(AI)よりむしろ昔ながらの「エクセル」を駆使。上位下達ではなく、全社員がデータを基に議論するようになった。
その速さは販売の最前線に見て取れる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- エクセルは無限の可能性があるのだなと感じた。
- 作業服にも分析の余地があるのだなと思った。
- 店のニーズによってお客様のデータはバラバラだと思う。
- 社員全員にデータを与えるのは必要なことだと思った。
AIやビッグデータに注目が集まっていますが、Excelのスキルが実際に活用されている記事を読むと学習の励みになりますね!
就活SST
『ほ』『ぼ』『ぽ』で始まる無駄もの・ことは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「包装」「ポストカード」「ボタン」「放置」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Bグループ「保冷剤」
Cグループ「ポリスに逆らう」
Bグループの答えは保冷剤でした。夏の日などには重要なアイテムですが、気づけば冷凍庫の中にたくさん溜まって圧迫してる・・・なんてこともありますね。
Cグループはユニークな回答でした。確かに、日本の警察は優秀といいますしムダなこと・・・と言えるかもしれませんが、そもそもそんな状態にはならないことが大事ですね!
主張を押し通さず、提案する
前回、誤解なく相手に伝えたいことを伝えるための方法を、利用者さんに考えてもらいました。
今回は、そんな方法の中から、「自分の意見を主張したい時」について考えてみます。
以下の例を見てください。
Bさん「ノー残業デーであっても、私は早く帰ってもやることがないので、残って仕事がしたいんです」
Aさん「普通はノー残業デーって言ったら全員帰るものだよね?どうしてそうしないの!?」
Aさん、Bさん双方の意見が食い違ってしまっていますね。
このように、意見が分かれるのは生きていく上で避けられないことですが、この会話では、お互いに異なった意見をぶつけ合ってしまっています。
もしかすると、このまま口論になってしまうかもしれませんし、どちらかが折れることになったとしても、すっきりした終わり方にはならないのではないでしょうか。
意見が食い違い、自分の意見を主張したい時には、相手の話を最後まで聞き、自分の意見を提案することが重要です。
Bさん「ノー残業デーであっても、私は早く帰ってもやることがないので、残って仕事がしたいんです」
Aさん「Bさんはノー残業デーでも仕事を頑張ろうと思ってくれているんだね。私は、ノー残業デーには全員が帰るようにしたいと思っているんだけど、どうかな?」
このように、相手の話を聞き、1度受け止めた上で、自分の意見を提案という形で伝えることで、お互いに納得できる結論を探していくことができます。
自分の価値感というものは疑わないものです。
他者と意見が食い違ったとき、ついつい「自分が正しい」と考えて、相手を言い負かそうとしたり、譲りはしたものの納得はできなかった、といった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
違う意見や価値観を持つ相手と何かを決める際には、相手の話に耳を傾け、「なぜそう考えたのか」「なぜそう思ったのか」を知る必要があります。
相手の意見を否定せず、「どうしてそう思ったの?」と思い切って聞いてみてください。
その考えに至った理由がわかれば、お互いに納得できる結論も見えてくるはずです。