就活SST「上質世界のコントロール」
新聞読解「フードバンクで食品ロス削減」
以下、記事の要約です。
まだ食べられる食品を廃棄する食品ロスを減らそうと、余る食材を必要な家庭などに橋渡しする「フードバンク」を活用する企業が増えてきた。
肥料に再利用するより食べ物として有効利用できるためだ。コンビニエンスストアのローソンなどは8月から食品の寄付を開始。
企業が取り組みに力を入れるのは、企業の環境対策などを重視するESG投資が普及してきたことも背景にある。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 廃棄するより寄付する方が効率的だと思った。
- 寄付は消費者への宣伝効果もあるのでは。
- 企業の仕入れがコストが大切になってくる。
- 価値のあるものを寄付するというところが大事。
消費期限などの安全面も大事ですが、寄付によって食品ロスを減らしていければいいですね!
就活SST
『せ』『ぜ』で始まる大きいものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「セミの声」「聖火」「選挙」「ゼロ」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
「世界」
世界!大きすぎて、イメージするのが難しいくらいですね! 他にも、単純な大きさだけでなく、いろいろな意味合いでの「大きいもの」の意見が出ました!
前回の復習
前回のプログラムでは、「上質世界」について説明しました。
上質世界とは、5つの基本的欲求を満たすために手に入れたい、経験したいと考えるものです。
上質世界には、「共にいたいと思う人」「所有したいもの、経験したいこと」「心地の良い考え方」が含まれます。
家族と共に過ごす、好きなものを食べたり好きなスポーツをする、本などで好きな考え方に触れるなど、上質世界に含まれるものを手に入れることによって、5つの基本的欲求を満たすことができるのです。
上質世界のコントロール
上質世界に含まれるものを、自分の意思で自由に入れ替えることはできません。
それを手に入れる、あるいは経験することで欲求が満たされたものは自然に含まれていきますが、そうでないものを上質世界に入れることはできませんし、逆に1度上質世界に含まれたものを取り外すのも非常に難しいことです。
上質世界に含まれているものに対しては、それを得るために努力したり、問題となっていることを改善しようとするなど、自然と取り組んでいくものです。
しかし、上質世界に含まれていないものに関しては興味を惹かれないため、積極的な取り組みは行われません。
そのため、例えば仕事が上質世界に入っている人と入っていない人では、その成果や周囲からの評価に差異が出る場合があります。
仕事を上質世界に入れることは、成果を出していく上では重要な意味を持ちます。
実は、上質世界は直接的にはコントロールできませんが、間接的なコントロールであればすることができます。
仕事を「欲求が満たされるもの」「経験することで快適感情を得られるもの」と認識することができれば、自然と上質世界に含まれていくはずですね。
これは、無理に今やっている仕事を楽しいものであると思い込めばいい、ということではありません。
お客様に喜んでもらえること、目標を達成して高揚感を味わうこと、周囲の社員から認められること、成果を出して報酬を手に入れることでも構いません。
仕事を通して基本的欲求が満たされる場面に焦点を合わせ、注目していくことで、仕事は自然に上質世界に含まれていきます。
逆に、欲求が阻害されるような場面に注目していれば、どんどんと仕事は上質世界から遠のき、それ自体が苦痛なものとして認識されてしまいます。
このように、焦点を変え、別の場所に注目することによって上質世界を間接的にコントロールすることができるのです。
ただし、「周囲に認めさせよう」とか、「これをすれば喜ばれるはずだ」というのは外的コントロールに繋がる考え方です。
あくまで、周囲を変えようとするのではなく、自分の視線だけを切り替えることが重要です。