自己分析講座「自分の特徴を伝える(作業編)」
新聞読解「SNSで磨く消費」
以下、記事の要約です。
アジアの人々は無類のSNS好きだ。英調査会社によると平均利用時間は中国で1日約2時間、東南アジア主要国で約2~4時間と、36分の日本を引き離す。
SNSで買い物をする人は東南アジア各国で半数近くおり、10%第の米国や英国を大きく上回る。特に若者はテレビよりも先にスマートフォンに親しみ、消費の道しるべはSNSで知人やインフルエンサーの口コミだ。
そんな現地の消費者と、先進国で成功した商品や経験を持ち込む企業とでは感覚のズレが見える。「日本流のおもてなしを」とアピールして、東南アジアに乗り込んだ日系百貨店の多くは赤字続きとなっている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- オンラインが普及すると、どこの国で作ったものかというのは気にしなくなるのでは。
- SNSが広まったことで、個人の影響が強まったのは驚いた。
- 日本とアジアの違いは、日本が体験していない個人としての成功体験からきているのでは。
- 通貨危機が影響与えているのは、日本とは違うのだなと思った。
東南アジアでは、SNSでの口コミが影響力を持っているんですね。
日本企業が今後どういった戦略を立てるか要注目です。
自己分析講座
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。
前回までは自分史で自分が過去取り組んできたことを思い出し、そこから長所となるものを探してきました。
今回からは、面接を見据えて自分の特徴をどのように相手に伝えるか、考えていきます。
自分の特徴を伝える(作業編)
まずは、作業に関する部分でのセールスポイントと苦手なことを考えてみましょう。
自分が望んでいる職種に対して、自分がどのように貢献できるのか、上手くいかない可能性があるのはどのようなことか、想像してみてください。
セールスポイント
セールスポイントとしてわかりやすいのは、所有している資格やPCなどのスキルですね。
これらについて伝えるのは、もちろん悪いことではありません。
ただし、業務の内容と関係が薄い資格やスキルについて重点的に説明すると、「うちの仕事は向いていないんじゃないのかな?」などと思われてしまうこともあるので注意が必要です。
また、スキルをアピールするときにはできるだけ具体的に伝えることが重要です。
以下のセリフを見比べてみてください。
①「パソコンの作業が得意です」
②「WordやExcelの初級レベルのスキルを持っています。」
③「MOSのWordとExcelの資格を持っています」
④「前職では、Wordを使った議事録の作成や、ExcelでSUM関数などを使った表計算を行っていました」
具体性が薄いと、実際にはどんなことができるのか、イメージが湧きません。
また、「初級レベル」等の言い方だと、人によってイメージが違い、正確に伝わらない可能性があります。
資格の名前を伝えたり、実際に使った経験などを話すことで、正確なイメージを伝えやすくなります。
さらに、「集中して作業ができる」「見直しを心がけ、ミスを起こさないように慎重に進められる」といった、人柄や性質からくる長所を伝えるのも効果的です。
苦手なこと
苦手なことについては、ただ伝えるだけでなく、自分でできる対処法や、配慮をお願いしたい事項についてもセットで伝えることが重要です。
例えば、「並行作業が苦手」ということであれば、自分でする対処としては、「メモを取り、ToDoリストを作成して期限を確認しながら行う」といったものが考えられます。
その上で、「可能な限り1つずつ仕事を割り当てて欲しい」「順番がわからなくなってしまったときには相談させてほしい」といった配慮をお願いしてみるといいでしょう。
配慮事項を伝えると会社に迷惑をかけ、雇ってもらえないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、実はそれは反対です。
障害をオープンにしての就職の場合、面接官は配慮事項があるのが当然と考えています。
そのため、配慮事項が出てこないと、「自分の症状についてちゃんと把握できていないのではないか」と不安に思われてしまうのです。
どのような配慮があれば働きやすいのか、具体的に伝えられるように準備をしておきましょう。