認知行動療法講座「アクションプラン」/就活対策 実践編「PREP法/電話対応『クッション言葉』」

新聞読解「外食、留学生バイト争奪」

以下、記事の要約です。

外食産業の現場で、留学生アルバイトの争奪戦が過熱している。留学生の受け入れが絞られる一方、4月に始まった在留資格「特定技能」の認定も進まず、採用環境が厳しくなっているためだ。
すかいらーくHDなど各社は、口コミによる紹介制度や日本語研修などあの手この手で留学生の確保に走る。外食の現場は、外国人の働き手が存在感を増す日本の縮図でもある。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 紹介制度は外国人にとってはやりやすいのかなと思う。
  • 日本語のレベルが足りなくても、研修制度を利用するなんてそれだけメリットがあるのだなと感じた。
  • コンビニで働いているのを見ていたが、ここまで多いとは驚き。
  • 外国人がバイトを探すのは大変なので、口コミが役に立つのだと思う。

人手不足を外国の方に補ってもらうのだから、整備をしっかりとして信頼関係を保ちながらお互い働いていきたいですね!

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

今回は、実際に行動を起こすための計画である、「アクションプラン」についての話をしました。

アクションプラン

前回の認知行動療法講座では、問題を解決するための方法として、

①問題を明確化し、②ブレインストーミングでアイデアを出し、③解決行動を1つに定め、④実行する。そして⑤その結果を評価する。

という一連の流れを紹介しました。

このうち、③解決行動の決定~⑤最終評価の間で役に立つのが「アクションプラン」です。

アクションプランを建てるときは、以下の要素を書き出していきます。

行動目標

前回、問題を明確化するときに定めた行動の目標です。

具体的に、どのようになったらクリアなのかを事前に定めておいてください。

試したい考え

コラム法で探し出した、「適応的思考」です。

事前にコラム法で認知を変え、新しく生まれた考えを実際に行動を起こすことによって確認していきます。

開始予定時期

今建てているプランを実行するタイミングです。

必ず、「時間があるとき」といった曖昧な設定ではなく、具体的な日付と時間を決めるようにしてください。

アクションプランで実行する行動は、多くの場合心理的に抵抗がある事柄であるため、タイミングを明確にしておかなければ、中々実行に移せなくなります。

予測

その行動を実行したときに起こることを事前に想像しておきます。

予想される問題

問題を明確化するときにも考えた、問題解決の妨げとなることが予想される事柄です。

事前にシミュレートしておくことで、問題に取り組むための心理的な抵抗を減らすことができます。

問題が起こったときの対処法

上記の問題が起きたとき、どのように対処するのかも事前に決めておいてください。

ここまでが、実際に行動を起こす前に書き出しておく項目です。

行動結果

行動を起こした結果、実際に起こった事柄です。

新しい考えの確信度

実際に行動を起こし、試した結果、適応的思考をどれくらい信じるようになったのかをパーセンテージで記載します。

この行動から学んだこと

行動してみたことで、新たにわかるようになったことを記載します。

就活対策 実践編「PREP法/電話対応『クッション言葉』」

リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、実践をすることで訓練をしています!

今日のテーマは、「PREP法/電話対応 取り次ぎ」についてです。

PREP法

就活対策講座では、人に説明する練習としてPREP法を行っています。

今日は、「好きな色は?」をテーマに考えて発表を行いました!

主張・理由・実例と分けて、説明をすることで相手に納得感を持ってもらうことができます。

実例を話す時のポイントですが、その例を出すことで理由を補強できているか考えることです。

その色が好きな理由に「落ち着くから」とあげているなら、どうしてその色が落ち着くかを実例で補えていると相手に主張が伝わりやすくなります。

「~~の場面で、緊張感が実際に取り除かれましたし、~の色には神経を休める効果があると言われています」などです。

自分の説明が、相手にいかに納得してもらえるかを意識して発表をしてみましょう。

電話対応 取り次ぎ/『クッション言葉』

クッション言葉の復習を行ってから、実際にそれを使って電話対応の練習をしました。

クッション言葉の目的は、相手を不快にしないようソフトに伝えることで人間関係を円滑にすることです。

また、クッション言葉などのビジネス用語をサラッと使えることで信頼感が高まります。

以下、簡単に使えるクッション用語の例です。

「恐れ入りますが」
「申し訳ございませんが」
「宜しければ」
「差し支えなければ」
「ご面倒おかけしますが」

電話だけでなく、人にお願いする時や謝罪する時、またビジネスメールを書くときなど、各シーンで是非使っていきましょう。