祝日特別プログラム 『年金講座~年金制度 基本のキ~』

祝日特別プログラム『年金講座~年金制度 基本のキ~』

今日は祝日特別プログラムで年金講座を開催しました!

年金というと難しいイメージがあると思いますが、基礎的なところから仕組みを理解しようという講座です。

「どんな時に年金をもらえるか」「何歳からもらえるか」などの一般的なことや、「収入がないときはどうするべきか」など自分が今どうすべきかなども解説していきました。

年金とは?


まず、年金とは何か?というところから始めました。皆さん、説明できますでしょうか?

年金とは、「公的制度として、管理する保険の制度」です。

具体的には、想定外にのリスクがあった時に対応します。

例えば、高齢によって働けない・事故や病気で障害を負ってしまった・一家の大黒柱が亡くなってしまった時などです。

そういった緊急事態だと、1人で積み立てていてもなかなかまとまった額は無い方が多いですよね。

そうならないためにも、「社会全体で支え合う」というのが年金です。

年金の特徴は以下のようなものがあります。
生涯にわたって受給できる
経済の変化に強い
・重度の障害を負った時や一家の大黒柱が亡くなった時(リスク時)に対応できる

年金の種類

年金の種類についても、学習しました。以下3点です。
①老齢年金
②障害年金
③遺族年金

①老齢年金は、老後(原則65歳以上)にもらえる年金のことです。

年金制度では、老後についてもリスクという考え方なのです。なぜなら、年齢を重ねると体力が落ちて段々と働けなくなるということが一般的だからです。

②障害年金は、障害を負った時にもらえる年金のことです。

障害や重い病気、事故などで負傷してしまった時なども、働けなくなってしまったり、他の人支えが必要ですよね。

そういった方たちを支えるためにも、障害年金が存在するのです。

③遺族年金は、家族を養っていた人がもらえる年金のことです。

一家の大黒柱が亡くなってしまった時も、生活をしていくには大きいことですね。そういった場面にも対応していきます。

こういったリスク時に対応するためにも、普段から年金を納めているということを覚えておきましょう。

年金制度は2階建て 「国民年金と厚生年金」

今の年金制度は2階建てとなっています。

2階建てまでの部分を公的年金と言います。

1階部分は「国民年金」で、日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が対象です。

1回分のみの方は、自営業者や学生などです。

2階部分は「厚生年金」で、会社などに勤務している人が加入する年金です。

会社員・公務員の方などが対象です。

会社に勤務すると2階建て部分があるので、老後の保障が手厚くなるということですね!

私たちができること

まず、私たちがすべきこととして、だいたいの年金制度の概略を知るということです。

批判も多い年金制度ですが、まずどんな制度で、問題点はどんなところか。そして、国は問題点に対してどういった対処をしているのかなど知ることが大事です。

知らずに何となく批判、払わないでいいやとなると、制度による恩恵も受けれなくなってしまいます。また、実際に国も立ち行かなくなります。

そして、私たちが今できることとして、免除の制度を学びました。

年金制度は収入に応じて、免除を受けることができます。免除と未納(何も言わずに払わないこと)は違います。

免除の申請をしっかり行うことで、未納にしないことが大切です。後から払い直さないと減額となりますが、未納だと年金をもらえなくなる可能性があります。

自分を守るためにも、免除の制度は理解して、手続きを済ませておくことが大切です。

年金制度を初めとする一般教養を少しでも身に着けていって、社会人としてのスキルを磨いていきましょう。

 

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