リス太のコミュニケーション講座~イライラ?モヤモヤ?“怒り”を理解する~
怒りってなんだろう・・・!?
哲学的な質問だね。
目の前の現象に対して「怒っている」って感じることはできるんだけど、何に、どうして怒りを感じているのか分からないなぁと思ったんだ。
なるほどねぇ。
確かに「この感情は怒りだ」って分かったとしても、何が怒りのポイントになっているかって、分かるようで分からないことってあるよね。
確かに「この感情は怒りだ」って分かったとしても、何が怒りのポイントになっているかって、分かるようで分からないことってあるよね。
イライラ?モヤモヤ?“怒り”を理解する
怒りは「大事なものが傷つけられている」と感じているサイン
生物学的に、「怒り」という感情が持つ機能として、「自分の大事なものが傷つけられ不当な扱いを受けている!守るために行動したほうがいい!」と教えてくれるというものがあるよ。
大事なもの?具体的にはどんなものがあるの?
大事なものとは何だろう?
例をまとめてみたよ!自分はどこに怒りを感じやすいか、考えてみてね。
★あなたもあてはまる?!怒りを感じるポイントの例
□ | 【夢や理想】 例:同僚の意見を大切にしたい気持ちがあるのに、それを無視するような指示を上司にされた時 |
□ | 【仕事、一生懸命取り組んだこと】 例:一生懸命やった仕事を否定された時 |
□ | 【周囲からの評価】 例:皆がいる前で自分の評価を下げるようなことを言われた時 |
□ | 【才能や能力】 例:自分の才能を発揮するチャンスを邪魔された時 |
□ | 【時間】 例:時間をかけて取り組んだ仕事を無かったことにされた時 |
□ | 【関係】 例:自分の仲の良い人の間に別の誰かが入り込もうとした時 |
□ | 【健康】 例:飲み会など、不健康な行動を強要された時 |
□ | 【価値観】 例:自分が大事にしている価値観を「ありえない」と否定された時 |
□ | 【結果や成果】 例:何かが邪魔をして失敗に終わった時 |
結果や成果は目に見えやすいけれども、こういった価値観や時間など目に見えにくいもの。
相手を傷つけるつもりがなくても、これらのポイントを刺激してしまって、結果的に傷つけてしまっていることもあるかもしれないんだ。
相手を傷つけるつもりがなくても、これらのポイントを刺激してしまって、結果的に傷つけてしまっていることもあるかもしれないんだ。
なるほどね。
大事に思うかどうか本人次第だから、自分のさじ加減だけで怒りを測ることはできないんだよね。
大事に思うかどうか本人次第だから、自分のさじ加減だけで怒りを測ることはできないんだよね。
まとめ:怒りを感じているポイントを特定しよう
怒りを感じるポイントって結構細かいし、目に見えない部分もあって、分かりにくいんだなぁ。
そうだね。
単純じゃなくて複雑だから、怒りになってしまう部分もあるかもしれないね。
単純じゃなくて複雑だから、怒りになってしまう部分もあるかもしれないね。
でも、ちゃんと特定することで自分自身もどうすれば落ち着くことができるかを考えられるようになるし、謝罪のポイントを絞ることができるってことかな。
そうなんだよ。
「怒り」を単なる感情のひとつに留めておかないで、人を理解する切り口にできるといいね。
「怒り」を単なる感情のひとつに留めておかないで、人を理解する切り口にできるといいね。