伝え方・報連相のコツ その2 ~自己中にならない伝え方~

ただ言えばいい、ただ報告すればいい、だけじゃダメ!

リス太君聞いて~。
仕事が終わったから「終わりました」って言ったんだけど、「今忙しいから後にして」って・・・
報告ってすぐするものなんじゃないの?
  • 「それ今じゃなきゃダメ?」と言われる
  • 「そういうのは急いで教えてよ」
  • 「失敗したならちゃんと報告しないと」
ただ言うだけ、ただ報告するだけ、って思っているとよい伝え方にはならないよ。
それどころか、相手を怒らせてしまうことも!

急ぐ、だけでは足りない!


報告、連絡、相談。

スピーディーにやるのが前提ですよね。

しかし、スピードだけを重視したり、自分視点だけだったりすると、せっかくの報連相もうまくいかないことがあります。

ただ言うだけになってしまっている例

1. ただ言えばいいと思っている
依頼されていた作業、終わりました。
え? それ今言うべきこと? 今電話中なんだけど・・・
2. 仕事の目的を見逃している
前回の商談ですが、契約が決まったようです。
え!? もっと早く教えてくれないと、商品の準備ができないよ!
3. 報告になっていない
今月の売上は、先月より伸びていましたので報告です。
ん? それだけ? どのくらい伸びてるのか知りたいんだけど・・・

どれも、ただ言えばいい、ただ報連相すればいい、と思っているように受け取ってしまいますね。

報連相というのは、会議、報告書、トラブル解決をよりスムーズに、適切に行うために必要なものです。

報連相だけ意識していると、うまくいかないことも出てきてしまいます。

よりよい報連相のために意識するべき3点

まずは自分の姿勢

まず、態度、言葉遣いを考えます。

上司に報告する際、言葉遣いや態度は適切でしょうか。

ミスやトラブルの報告をするとき、責任転嫁をしたり、偉そうになったりしてはいけません。

相手を意識する

ただ言えばいい、と思っていると、内容が薄い報告になります。

売上の報告であれば、比較対象、伸び率、背景などの数字があると相手も納得しやすいでしょう。

また、忙しそうにしている相手に、緊急性が低い内容を伝えると「空気が読めない」などと思われてしまいます。

トラブルなど、対応を急がなければ大事になってしまう内容ならば「今よろしいでしょうか」などの一言があれば、手を止めて話を聞いてくれるでしょう。

タイミング、緊急性・重要性

トラブルなどの報告はスピードが大切です。

お客様を待たせてしまうとさらなるトラブルにつながります。

もう少し内容を固めてから話したい、と思っても、トラブルなどの場合はまずは伝えることが優先です。

ただ言うだけ、から少し意識を変えてみる

1. 言えばいつでもいい、と思わない。相手を意識する
(リス太君、今忙しそうじゃないかな?)
いまよろしいでしょうか。
うん! どうしたの?
依頼されていた作業、終わりました。
ありがとう!
2. 仕事の緊急性を考える
(契約が決まった、急いで報告しないと)
契約が決まりました。他に手続きはありますか?
うん!
書類の郵送が必要なんだ、準備するね!
3. 内容を少し詰める
今月の売上は、資料郵送の影響か、先月より10%伸びていました。
ふむふむ、なるほど。
よく分析できているね!

いかがでしょうか。

このような伝え方であれば、「ただ言えばいいと思ってない?」と誤解されてしまうことを防げるうえ、気遣いも評価されるでしょう。

なるほどね~。
書類渡すときも報告するときも、相手の状況を少し見て、考えてみようと思うよ!
それがいいね!
クッション言葉、気遣いを忘れずにね!

 

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