電話口で怒られた! 対応のコツ

電話口で怒られたらどうしたらいい・・・?

ねぇねぇ、電話応対ってイヤだなって・・・
ん?
もしかして怒られちゃった?
うん・・・
僕に対してじゃなくて、担当者に対してだったんだけど。
で担当者が外出中で・・・
取り次ぎたくてもできなかったんだね。
そうなんだよ~・・・
謝りたくてもタイミングわかんないし・・・電話出たくなくなっちゃう。
じゃぁ今日は、電話口の相手が怒っているときの対応を考えてみようか!

相手の怒り、こんな対応はNG!

相手が話している最中に謝罪したりしなかった?
うーん、とにかく謝らなきゃって思って、ずっと申し訳ありませんって言い続けてたかな・・・
怒っている相手に対しては謝罪することは必要なんだけど、もしかしたらそれがいけないことなのかもしれないんだ。

口答え

相手が怒っているときは、言い訳や理由を述べようとすると、さらなる怒りにつながります。

「反論された」と否定的にとってしまうためです。

相手の言葉をさえぎる

たとえ謝罪の言葉であっても、相手の言葉をさえぎってはいけません。

言葉をさえぎるという行為は、通常でも不快に思う人が多くいます。

さらなるクレームにしないためにも、言葉をさえぎらないのが前提です。

怒っているお客様、どうしたらいい!?

怒りが止まらない、というのは冷静さを失っている状態ということです。

このため、さえぎったり、反論したりしてしまうと更なる怒りを招きます。

一番よいのは、怒りがおさまるまで怒り続けてもらうこと。

怒っているとき、思っていることを吐き出すとスッキリしますよね。

相手が電話口で怒っている場合は、吐き出してもらうよう、さえぎらずに聞いていましょう。

すると、数分程度で吐き出しきって、次第に落ち着きが戻ってきます。

でも、聞いてるだけじゃ「ちゃんと聞いてる!?」ってさらに怒られそう・・・

怒っている相手への相槌のタイミング

電話口のお客様が息継ぎをしている短いタイミングで「申し訳ございません」

自分の考えをまとめようと迷っているタイミングで「左様でございましたか」

といったように、相手の言葉をさえぎることのないように謝罪の言葉を挟むと、よい印象になるでしょう。

電話口でのベストな相槌

「大変申し訳ございません、担当の者に伝えておきますので」などと長いフレーズを挟んでしまうと、イライラさせてしまいます。

「申し訳ございません」

「左様でございましたか」

「急ぎで対応いたします」

といった短いフレーズの言葉を、相手の息継ぎのタイミングで告げるとよいでしょう。

なるほど、長いと「こっちの話をちゃんと聞いて!」って思われちゃうもんね。

怒りがおさまってきたな、と感じたら

電話口の相手の怒りがおさまってきた、と感じられたら、きちんと謝罪をし、さらに対応完了の目途を伝えるとよいでしょう。

「対応完了まで少々お時間をいただけますでしょうか」

よりも

「○○日までに対応いたしますので、少々お時間をいただけますでしょうか」

と言われたほうが、真摯な気持ちを感じられるのではないでしょうか。

目途については、実際の予想よりも少し先の予定を伝えるようにしましょう。

急いでいるお客様の場合でも同様です。

早目の目途を伝えた場合、間に合わずに再度クレームになってしまうことが考えられるためです。

しかし、目途を伝えるだけでも「きちんと対応してくれるんだな」とよい印象を残すことができます。

爆発した怒りが落ち着いた相手は、解決の目途が立てばより安心です。

目途、って発想はなかったな!
たしかに日にちがわかったほうが安心できるよね!
最後に「ご指摘ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」と丁寧に呼びかけることも忘れないでね!
どれだけ怒られたとしても、これからの自分の勉強にしていこう!

 

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