報連相のワンポイント! 前提条件の違いを考える!
説明をきちんとしないと、納得してもらえません
リス太君、営業の目標値が大幅にあがったよ!
えっどうして!? こんなに突然あがるなんて、理由があるはずなんだけど・・・なんだか納得いかないなぁ。
どうしてって言われても・・・
- 自分には関係ない情報がたくさん・・・
- 何か変えたときって、知らせる必要があるの?
- 「批判されたらどうしよう」と思って言えない・・・
理由を伝えないと納得してもらえないことって多いけど、毎回理由を説明するわけにもいかないじゃない?
理由が必要な「理由」を考えてみよう!
人によって持っている前提条件が違う
突然ですが、二人の大切なものはなんでしょうか。
僕は果物が大好きだから、果物のイベントの情報をかかさず集めているよ!
僕はマンガを読むのが好きだから、新しいマンガがないか、よく本屋さんに行くなぁ。
もしリス太君が果物のイベントに誘っても、果物に興味がなければあまり大切な情報ではないのです。
このように、人によって持っている情報が違うため、捉え方も多様に変化してきます。
コピー用紙が足りません。
こういわれたとき、「印刷ができなくて大変そうだ」と捉えるか、「コピー用紙を買わなきゃ」と捉えるかは、人によります。
「コピー用紙が足りない」という現状・事実を伝えるだけでは、「印刷できず困っているので、補充したい」という気持ちは、伝わらないことがあるのです。
しかし本当に伝えたいのは「コピー用紙を補充したい」という、背景なのではないでしょうか。
同じように、
営業目標が大幅にアップ
と言われたとき、「自分にはどうやったって達成できない」と捉えるか「達成のために方法を考えなきゃ」と捉えるかも、人それぞれなのです。
しかし、「どうやったって無理」と捉えてしまう社員ばかりでは、組織はまわっていきません。
多くのメンバーに「達成するために」という方向に考えてもらうには、どのような伝え方をしたらよいでしょうか。
本当に伝えるべきことはコトバじゃない
同じ事実でも、人によって捉え方が変わるのは、先に述べた通りです。
営業目標であれば、「その数値に変更した意味・必要性」といったことを伝えなくては、「無理」という声が多くあがります。
伝えなくてはいけないのは、事実や数字だけではなく、その背景です。
「さらにたくさんの人に製品を知ってもらうため、営業目標が高くなりました。施策を考えましょう」と、経緯、状況を伝えることが、共有の必要性です。
逆に言えば、事実や数字を「知らせる」のは目的ではなく、その事実の「意味を共有」することが大切なのです。
営業目標があがったけど、新人研修も終わったみたいだし、一緒にがんばろう!
なるほど、そういうことだったのね。一緒に頑張っていこうね!