コミュニケーション、報連相って何のため? 最適な手段は?
表面の情報だけを伝えていませんか?
- 思った通りに伝わらない
- 「それってどういうこと?」と言われる
- 周りとペースが違う気がする
自分だけがわかっている情報
「いつでもいいよ」
「手が空いているときに」
こう指示されて困ったことはありませんか?
いつまでにやればいいのか、何のためにするのか・・・
目的がわからなければ、目途も立ちにくく、進めにくい仕事になります。
目的、背景といった情報は、自分だけがわかっている情報です。
伝えるときには目的や背景といった、事実の理由・意味も伝えると、相手に伝わりやすいでしょう。
「問題が発生したのですが」
「トラブルがありました」
報連相で大切な速度ですが、速度だけを考えていると、背景や理由が相手に伝わりません。
何が原因で、どの程度遅れているのか、どういった問題が発生していて、どのような対応を考えているのか・・・
こういった背景・理由は、自分だけがわかっているもので、言わなくては伝わらないものなのです。
自分が言わないと伝わらないもの
「急ぎではないけど、今期の報告書を。それをもとに次の仕事を考えるからね」
「手が空いているときでいいけど、とても大切なお客様だから丁寧にね」
自分がその仕事をどうとらえているか、どの程度の重要度だと考えているか、ということは言わなければ伝わりません。
期限や目安がない場合、自分の思いが、相手にとって大切な情報になります。
「○○で問題が発生し、原因は△△と考えられるのですが、どうしたらよいでしょうか」
「○○というトラブルがあって、現在△△として対応をしています」
事実の報告は大事ですが、その理由や状況は、その時点では自分しか伝えることができません。
対応方法がわからないということは、一緒に考えてもらう必要があるということ。
一緒に考えてもらうために必要な情報を、自分から伝えなくてはいけません。
伝え方次第で思いも伝わる
声の調子で、急いでいるのか、安心しているのか、怒っているのか、といった情報も伝わります。
メモ・メールなどに比べるとその人らしさが出るのではないでしょうか。
もちろん、身だしなみ、態度、口癖・・・といった情報も相手に伝わりますが、これがコミュニケーション。
自分しかわからない情報は、口頭でのコミュニケーションでのほうがより伝わりやすいでしょう。