なんで思い通りにならないんだろう? 上手な依頼のしかた
理由がわかれば人が動く!
リス太君! 急ぎで仕事を手伝ってほしいんだけど、今日大丈夫!?
これからご飯を食べにいくから、ちょっと待ってほしいなぁ。
大至急なんだけど、どうにかできないかなぁ?
- 頼んでも断られる。
- なんで思った通りに動いてくれないの!?
- 急ぎの仕事、誰かに頼みたいのに・・・
僕に仕事をおしつけられても、って思っちゃうよ・・・
指示・依頼をするだけになっていませんか?
仕事では、指示や依頼が必ずあるもの。
指示や依頼で、組織は回っています。
しかし、その指示や依頼が思ったように通らないことも多くあります。
- 「今日は先約があるから」
- 「急ぎでやる案件があるから」
- 「これから会議だから」
相手も他の仕事を抱えているでしょうし、終業間近であれば予定があることも考えられますね。
うまく依頼ができないと、仕事が滞っていってしまいます。
うーん、確かに・・・
それでもお願いしたいことがあるなら、ちゃんと理由を伝えるべきなんだ。
押し付けられていると感じてしまう
「やっておいて」と伝えるだけで必ずその通りやってもらえる、という考えでは仕事はうまく回りません。
依頼したいのであれば、その理由があるはずです。
その理由を、本人たちにきちんと伝えるべきなのです。
理由なしでは、ただ押し付けられている、面倒だからやらされている、と感じてしまいます。
- 「突然お客様の来訪が決まって、対応できるのが自分たちだけ。資料作成を手伝ってほしい」
- 「あなたにしか頼めない仕事だから」
- 「会議に必要な書類の、確認した結果ミスが見つかった。一言だけ伝えたい」
なぜ急ぎなのか、どうして自分なのか。
そういった理由、背景、事情がわかれば、「ただ押し付けられているだけではないんだな」と理解できるでしょう。
さっきの頼み方だと、僕の予定なんてどうでもいいと思われている、と感じちゃうかも。
そうだったんだ・・・
価値観の違いも原因
さらに、うまくいかない理由は、事前のコミュニケーションかもしれません。
僕はゲームが好きで、ゲーム関連の話題をよくチェックしているよ!
そうかぁ。僕が好きな音楽系の仕事よりも、ゲーム関連の仕事をお任せしたほうがいいかな!
自分の関心、クセは理解していますか?
相手の得意分野、苦手分野を理解していますか?
または理解しようという姿勢はあるでしょうか?
人により得意・不得意な分野があり、得意な分野を任せれば、よく気づく積極的な仕事ができるでしょう。
ゲームが好きなK君は、ゲーム関連の業務ではよく気づき、考える時間も増えるでしょう。
しかし、リス太君の好きな音楽関連の仕事でも同様に仕事ができるとは限りません。
ただし、K君が「リス太君が好きな音楽の仕事だ、がんばろう」と思えていれば別でしょう。
興味・関心は人それぞれで、黙っていてもわかってもらえる、理解できる、というわけではありません。
日ごろから、メンバーのことを知ろうとする姿勢を持ってコミュニケーションするとよいのです。
なるほど・・・理由と、あとはよく知っておくことか。
そう。誰でもいいから押し付けたがっている、とは思いたくないけど、意欲的に働きたいじゃない?
そっか。ごめんね。急ぎの仕事なんだけど、音楽系で、リス太君にしか頼めなかったんだ。
そうだったんだね! わかった、ご飯は延期にしよう!手伝うよ!