知らないとトラブルに!? 一般常識「報連相」の考え方
「相談」の目的を理解しよう!
- 忙しそうな相手。いつなら相談してもいいのか・・・
- 「自分で考えろ」って言われるのが怖い・・・
- 少ししか遅れないと思うけど、言った方がいい?
- できるだけ困らせない相談のしかたを知りたい
働いてから突然求められるスキル
提出期限を少しくらいオーバーしても許してもらえた。
待ち合わせなどでも多少の遅刻なら問題なかった学生時代。
家族内では、自分がやらなければ誰かがやってくれた。
働き始めるまで馴染みがなかった「報連相」「社会人としてのマナー」。
しかし、これらは働くためには必須のスキルなのです。
社会に出ると「できて当然」として求められますが、なかなか学ぶ場所がないのが実際。
この機会に、自分の報連相の能力を見つめなおしてみましょう!
誰も教えてくれなかったよね・・・
抑えておきたい一般常識!
学生時代の理解・知識のままでは、働きはじめてから壁に直面してしまいます。
よく直面する壁について、一般常識を解説していきます。
①期限
- 学生時代なら、宿題は遅れても怒られるだけ、書面も少しくらいなら遅れても大丈夫。
- 遅刻も怒られるだけで、誰にも迷惑をかけない。
しかしこれでは社会に出てから必ずトラブルを起こします。
- 期限に間に合わず、お客様からクレームになった・・・
- 自分のミスで、みんなが残業をしている・・・
期限を厳守できないことで、周囲に大きな迷惑をかけてしまいます。
設定された期限は必ず守ること。
期限内に完成させることはもちろんですが、ミスだらけで期限ギリギリ提出したのでは意味がありませんね。
期限より早く完成させ、自分でもチェックをし、上司に通して修正を行う時間も考えて、そうして初めて期限内に完成させることができるのです。
余裕をもって行動をするということが大切になります。
②相談・中間報告
- わからないことがあって困っていると、いつも周囲の人が気づいて、助けてくれた。
- 自分がやらなくても、誰かがやってくれた。
この考え方も、社会に出てからのトラブルのもとです。
- わからないまま進めた結果、やり直しになって全員に迷惑をかけた・・・
- 誰かがやってくれるだろうと思っていたけど、「なんで終わってないの?」と怒られた。
手が止まったまま時間が過ぎてしまうことが最もいけないことです。
さらに、相談もせず自分ひとりで考えてやった結果のやり直しも、時間のロスです。
困っている・悩んでいるということは、周囲に自動的に伝わることはありません。
わからないことがあるときは、まずは上司や先輩に聞くクセをつけます。
わからないことがある、期限に遅れそう、誰かが手伝ってくれるだろう・・・
このような、通常の流れではない場合は、必ず相談を行います。
③教えてもらえない
- 丁寧な研修、ガイダンスがあって、つきっきりで教えてもらえた。
- いつでも相談にのってくれた。
- 「何か困っているの?」と声をかけてくれた。
こういった考えもトラブルのもとになります。
必ずしも丁寧なレクチャーがあるわけではありません。
教えてもらっていないこともあるでしょうし、仕事を進めるうちに不明点が出てくることもあります。
自分の困り事・悩みを、相手に察知してもらえるわけでもありません。
困って手を止めているだけではただ時間が過ぎるだけです。
不明点は自分で聞きにいくことが基本になります。
また相手が忙しいとき、相手の忙しさに比べたら些細なことだった場合などは「あとにして」「どうでもいい」と言われたり、「自分で考えて」と言われたりということもあります。
また上司は正解を知っているでしょうが、対処能力を養うためにも「自分で考えて」と言うこともあります。
不明点は自分で明確にし、自分なりの対処方法を考え、相談をします。
支離滅裂だったり、自己中だったりという相談では、相手は答えてはくれないでしょう。
社会人として必要なスキル
意識を変えていこう!