就活SST「5つの基本的欲求」
ストレッチ講座
リスタートでは、水曜の午前中にストレッチ講座を行っています。
公園までウォーキングをして、簡単なストレッチをして身体を伸ばします。ストレッチには不眠や頭痛・腰痛などの軽減に効果があります。
週の真ん中(水曜)に1度、プログラムでストレッチを定期的行うことにより心身の安定を図ることが目的です。
公園にてストレッチ
本日も公園まで歩いて行き、ストレッチを行っています。
今日は雨上がりでひんやりしましたが、意識して声を出して気分を上げながら行いました!
なかなか人が多いところには外出できませんが、手洗い・うがい・消毒など最善の対策をうってストレッチをしています。
そうすることで、外に出られないことで溜まっているストレスの発散や運動不足を解消してます。
講座は腹式呼吸から始め、身体や腕・背中・脇腹・首・肩・腰などを伸ばすストレッチをしました。
ストレッチには身体をリラックスさせる効果があり、自律神経を安定させるので、頭痛や腰痛・不眠を軽減させてくれます。
ストレッチの種類は計15種類以上行っています!
最近のストレッチ講座では、『声を出しながら』または『息を吐きながら』のストレッチを特に意識しながら行って頂いてます。
1人でストレッチをすると黙々とこなしながら行うことになりますが、皆さんで声や動作を合わせながら行うことで気分も上がりますし、効果も上がっていきます。
正しいストレッチの方法を学びながら、心身を整えることや気分転換を図っていきましょう。
就活SST
『か』『が』で始まる好きな場所は?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「カフェ」「科学博物館」「学生食堂」「仮眠室」など様々な答えが出てきました!
様々な種類の場所が出てきました!落ち着けるところ、盛り上がるところなど、その人その人の好みも見えてきて面白いですね!
前回の復習
就労移行支援事業所 リスタートの前回のSSTでは、ハートビーイングというワークをやりました。
今回は、「5つの基本的欲求」について紹介します。
5つの基本的欲求
前回までのプログラムで紹介した「内的コントロール」の考え方は、外部からの刺激はすべて情報であり、それを元に判断して自分にとって最善と思われる行動をとっている、というものでした。
では、この「最善と思われる行動」の目的となるものはなんでしょうか?
選択理論においては、すべての行動は「5つの基本的欲求」と呼ばれる根源的な欲求を満たすためのものであると考えます。
欲求の種類は以下の通りです。
生存の欲求
飲食、睡眠、生殖など、いわゆる三大欲求と呼ばれるものを含む身体的な欲求です。
身の安全や、健康でいることへの欲求も含まれます。
愛・所属の欲求
誰かと一緒にいたい、繋がっていたいといった欲求です。
力の欲求
認められることや、誰かに勝つことへの欲求です。
自由の欲求
自分のやりたいようにしたい、という欲求です。
楽しみの欲求
新たな知識を得ることや、何かを新たに創り出すことへの欲求です。
これらの欲求は、老若男女問わず誰もが持っているものです。
ただし、その強弱や優先順位については人によって違いがあります。
例えば、力の欲求が強い人は、職場において「出世したい」「成果を出したい」「一番になりたい」と考え、夜遅くまで頑張ることも厭わないかもしれません。
一方で、力の欲求よりも自由の欲求や楽しみの欲求が強い人であれば、遅くまで職場で頑張ることよりも早く帰って自分の時間を持ちたいと考えるでしょう。
このように、欲求の違いによって、同じ状況でも違う選択が起こります。
他者が自分と違う欲求の強弱を持っていることを意識していないと、トラブルになってしまいます。
力の欲求が強い人からすれば、残業をせずにすぐに帰ろうとする人は理解できないと感じるかもしれません。
反対に、自由の欲求が強い人からすれば、わざわざ残って残業をするなんて信じられない、と思っているかもしれません。
これらは、「どちらか一方が正しい」と言い切れるものではありません。
大切なのは、相手を理解しようと努めることです。
自分であれば選ばない選択をしている人を見たときは、「理解できない」と拒絶するのも「間違っているから正さなければ」と外的コントロールを使うのも望ましくありません。
「その選択で、どんな欲求を満たそうとしているのだろう」と考え、自分と相手の違いがわかるようになれば、お互いに納得できる着地点を探すことができるはずです。