相談には乗ってあげたい! でも困ったらどうする?

他の人の気持ち・期待に応える

このあいだ、友達が困っていたみたいで、声をかけたんだけど・・・
うんうん。
声をかけたはいいけど、僕じゃ解決できなさそうな内容だったんだ。
すごい無力感・・・
  • 相談に乗ったけど解決にならない。自分に自信がなくなった・・・
  • 困っていたら助けてあげたいけど、自分が力になってあげられるのか・・・
見返りがなくても力になってあげたい、っていう気持ち、とても大切だよね。

相談を受けたときの心構え

人の成長は、一人ではできません。

周囲の人たちからサポートしてもらって少しずつステップを踏んで成長していきます。

仕事でも同様ですね。

初めての環境では、どこから始めたらいいのか、どうやったらいいのかわからないでしょう。

先輩や上司からの指示、アドバイス、ときには相談に乗ってもらって、知識や経験を身に着けていきます。

そうして成長をしていくと、今度は周囲からアドバイスを求められる側になっていきます。

それは、成長を繰り返して、周囲から信頼を得ている、ということなのです。

相談を受けた! 自分で大丈夫?

部下や後輩から信頼されている、頼られている。

相談を受けた、ということは信頼されているということなのです。

これまでは相談に乗ってもらう側でしたが、こうして次第に相談を受ける側になっていきます。

相談に乗ってもらうとき、どういう相手なら話しやすかったでしょうか。

どういう答えを求めていたでしょうか。

自分の経験を踏まえつつ適切に答えられるよう、誠実に相談に乗ってあげたいですね。

もし自力で解決できない場合

こうして相談を受けることも増えていきますが、「自分では助けてあげられない」という場合も出てくるでしょう。

  • 自分の専門分野ではないことだった・・・
  • 自分にはすぐには答えられない・・・
  • 力不足、知識不足だった・・・
  • せっかく相談してくれたのに、期待に応えられない・・・

このような経験はありませんか?

力になってあげたいと相談に乗ったものの、答えられなかった、という場面もあります。

そんなときでも、答えを出すこと以外で支援することができます。

まずは自分では答えが出せない、ということを伝えます。

他に答えを知っていそうな人がいれば紹介したり、ヒントになりそうなことを伝えたり。

一緒に考えてみる、ということも有効でしょう。

答えが出せなくても、そうして相談者を支援することは、相談者の期待に応えているということになるのです。

相談に乗ってあげたい、って気持ちは、間違いじゃなかったんだね・・・
そう。
すぐに答えが出せなくても、他に助けてあげる方法はあるんだ。
確かに、上司もアドバイスが難しいってときは、「この人に聞いてみて」って紹介してくれたな。
そうそう。
自分がもらって嬉しかったサポートを思い出しながら、考えられるといいね。

 

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