言いにくい事実、失敗・・・他の人はどうしているの?
上司に報告しなくてはいけない・・・考えておきたいこと
とっても言いにくいし、怖いっていう気持ちもわかるけど・・・
- 自分のミス、報告しにくい・・・
- 怒られたくない・・・
- 素直に伝えなきゃダメ?
自分の失敗を言いにくいのは、全員共通!
ミスをしてしまった、失敗してしまった。
他人のミスを発見してしまった、失敗を見てしまった。
他人の失敗も、なんだか告げ口になってしまうようで、言い出しにくいもの。
自分のミスだって、怒られてしまうのはわかっているし、言い出しにくいものですね。
しかし、「悪い情報・マイナスの報告ほど、早くするべき」ということは忘れてはいけません。
報告をためらっているうちに、どんどん事態は悪化していってしまうでしょう。
さらなる悪化を防ぐために、可能な限り早く伝えなくてはいけないのです。
上司だって、悪い報告を聞きたくない
上司にも、さらに上の上司がいます。
課長にだって、部長という上司がいるのです。
部下のミスは自分の責任になってしまうので、課長だって悪い報告は聞きたくはないのです。
「知っておくべきだし、知っておきたいが、実は知りたくなかった」、というのが悪い報告。
よくない報告を部下から伝えられて、不機嫌になってしまうのも仕方がありません。
怒られてしまったり、雰囲気がピリピリしてしまったり、ということもあるでしょう。
それでも、言い出さないで黙っているよりはよいのです。
自分の倫理観を考える
こういった失敗を報告するのには勇気が要りますね。
会社を左右してしまうようなミスをした・・・
大きな不正を見つけた・・・
そんなときも、きちんと報告ができますか?
報告しないでいると、さらに悪化して、取り返しがつかなくなってしまうかもしれません。
自分の責任になってしまうことを避けるのか、それとも事態の悪化を防ぐのか・・・
この選択では、自分の倫理観が問われます。
自分は、自分たちは、どういった姿勢で仕事をしているのでしょうか。
何を大切にして生きているのでしょうか。
このような倫理的な部分が、所属している組織の今後につながります。
一度立ち返って、返る時間を設けてもよいかもしれません。
よくない情報の伝達は経営層にも
一般的に、よくない情報の報告は急ぐように、というのは社員に対して求めることが多いでしょう。
しかし実際には、経営層、幹部にも同様のことが求められています。
会社としてマイナスの情報を隠していると、ニュースとして世間を騒がせる不祥事となっていってしまうでしょう。
大きな失態・ミスが経営層に報告されたとき、会社としての倫理観が問われてきます。
部下に対してだけ求めるのではなく、上司・経営層である自分たちにも求められているのです。