不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その4 あなたを苦しめるもの~
自分が縛られているものに気づく
K君は、どんなときに、「苦しい」って感じる?
けっこうあるよ?
仕事が終わらないとき、空腹をガマンしなきゃいけないとき・・・
仕事が終わらないとき、空腹をガマンしなきゃいけないとき・・・
自分の本心では、休みたい、好きなものを食べたい、って思っているけど、それを自分で抑制しているから「苦しい」んだよね。
・・・っていうと?
- 自分の欲求は、自分でコントロールするべき。
- 働かなきゃ、頑張らなきゃ、と自分を追い立てる。
- できない自分はダメ。
本能の通りに動けないから、「苦しい」って感じるんだ。
このことを理解して、気づけるようになると、不安・ストレスの対処もしやすくなるよ。
このことを理解して、気づけるようになると、不安・ストレスの対処もしやすくなるよ。
自分の本心を見つける
あなたは、何に縛られていますか?
学校・会社の規則でしょうか?
社会のルールでしょうか?
そのいずれも、自分のやりたいこと・気持ちに反するから、「縛られている」「窮屈だ」と感じます。
「縛られるものはない」という人もいるかもしれません。
しかし、自分の気持ち・考え方を振り返ってみてください。
- 働かなきゃ。
- 頑張らなきゃ。
- 我慢しなきゃ。
これは、「働かないといけない」「頑張らなくてはいけない」という自分の目標に縛られているということ。
- 働きたくない、休みたい、でも、働かないといけない。
- 休みたいけど、頑張らない自分はダメだ。
- やりたいことがあるけど、我慢しないといけない時だ。
ストレス・不安になるときというのは、こんな風に、「~しないといけない」「~してはいけない」と、自分を締め付けてしまっているのです。
お腹が減ってガマン・・・っていうのも、食べたい欲求を我慢しているから辛いんだよね。
そういうこと。
もちろん、欲求に素直になりすぎるのも、際限がなくなってしまうからいけないけど、自分を締め付けているものがある、っていうことに気づくのが、まず第一歩。
もちろん、欲求に素直になりすぎるのも、際限がなくなってしまうからいけないけど、自分を締め付けているものがある、っていうことに気づくのが、まず第一歩。
「~できない」そんな自分のことを労わる、本心に気づく
- 「自分はダメなやつだ、休んではいけない。」
- 「自分は周りと比べて勉強・仕事ができない。もっと頑張らないと」
そう思い込んでしまうと、必要な休憩もとれなくなります。
長時間残業をしてしまったり、昼食休憩もとらなかったり。
周りから見て十分な成績・成果でも、自分を追い立ててしまいます。
これでは心身が摩耗し、不安もストレスも蓄積されていってしまいます。
- 勉強が楽しい! でも、まだまだ周りに追いつけていない・・・
- 仕事が楽しい! だけど、成果が出ていない・・・
- やりがいがある! でも、もっと頑張らないと成果が出ない・・・
せっかく「楽しい」とプラスの方向に考えられているのに、周りと比較してマイナスに考えて自分を否定。
これはもったいないことですね。
「楽しい」という自分の気持ちを否定することで、「頑張りたい」という自分の欲求を押さえつけ、自分の首を絞めてしまっているのです。
自分の気持ちに素直になる
楽しいことは、「もっと頑張ろう」「もっと上を目指そう」と前向きに考えられるもの。
自分の気持ちに素直になって、楽しんでもよいのです。
だから、「頑張ろう」と思うこと自体は、とても正しいもの。
しかし、「~しなきゃ」「周りと比べると~」と縛り付けてしまっていませんか?
楽しいと感じて向上心があるのならば、それは悪いことではありません。
自分の気持ちに素直になってみてもよいのです。