不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その20 背中を押してくれるものとは~
あなたの背中を後押ししてくれるもの
そんな悩みはない?
大きな悩み事を抱えていませんか
- 進学した。でも、自分はこのままでいいのだろうか?
- 就職した。しかし、仕事が出来るか不安。
- 人と付きあうことになった。だがこの人のことを好きになれるのだろうか。
考えているだけでは解決しない
きっとこんな不安があるのだろうと思います。
それでも一歩進めないのは、「答えを見つけようと行動する」こと、「行動した結果の失敗」を恐れているから。
- とりあえず勉強してみようと思うけど、それで答えが出なかったら・・・
どうしたら明確な答えが出るだろうか・・・ - 仕事に真面目に取り組んだところで、向いていなかったら・・・
どうしたら、向いているかどうかわかるんだろう・・・ - 付き合ってみて、好きになれなかったらどうしよう・・・
誰に相談したらいいんだろう・・・
このように、やってみないと答えが出ないことなのに、考えて答えを出そうとしていませんか?
これらは、やってみないことには、答えは出ません。
だから、考えたところで、「行動すること」そのものへの恐れはなくならず、行動もできないままのため、不安だけが強くなります。
やはり「行動すること」が、答えに近づく一番の近道なのです。
ただし、「トップを目指そう」「完璧にやろう」という高い目標を掲げるのではエネルギーが持たないので、自分が出来るレベルで始めます。
先ほどの例の悩みでは、「とりあえず勉強してみる」「とりあえず付き合ってみる」というのが、一番の近道です。
あなたは少数派ではない
最初から「自分がなりたい自分像」「将来、なりたい職業に就いている自分」のイメージが明確な人というのは、かなり少数です。
だから、「今どうすべきか」で迷っても当然。
むしろ、迷っているから色々やってみる、という人のほうが大多数です。
もともと明確だった人は少数派
- 映像やカメラが好きだ。
だから、映像の専門学校へ進学したい。
そしてプロのカメラマンになる。 - ボランティアや地域貢献が好きだ。
だから、進学せず、NPOなどの団体に所属する。 - 自動車が好きだ。
だから進学して仕組みを学習したい。
将来は販売で、自動車のよさを伝えたい。
このように自分の将来像が明確な人は、ごく少数。
さらにそのための進路まで見えているのはより少数です。
それ以外の、曖昧な将来像の人が大多数であり、それぞれ経験を活かして選択・決定をしているのです。
圧倒的多数な人
- 映像が好きなんだ、と思って映像系に進学した。
しかし学習を進めるうち、実際好きだったのは映像の編集だったと判明。
今は編集系の仕事をしている。 - ボランティア経験があったから、地域貢献できる学校へ進学してみた。
しかし進学後は地域経済に興味がうつった。
経済学の勉強を頑張って、金融系で働いている。 - 音楽が好きだと思って、音楽業界に進学・就職した。
就職先で音響設備の営業を経験したところ、営業の適性があったとわかった。
だから今は営業職に転職した。 - あまり興味がなかったが、合格したから進学してみた。
勉強したり、研究をしたりしていくうちに、実験・研究にやりがいを感じるようになってきた。
そのまま研究所に就職した。 - とりあえず就職してみた。
初めは不安しかなかったが、頑張っているうちに任せてもらえることが増え、やりがいを感じるようになってきた。
およその人が、このように「とりあえずやってみた結果、適正が判明した・やりがいを感じるようになった」という流れをたどっています。
「今すべきことがわからない」人が大多数であり、「今すべきことがわかる」ことは必須ではありません。
わからないからこそ、「やってみる」ということが大事なのです。
自分の方向性を見定めるために必要なもの
とりあえずやってみた結果、楽しさが見つかったり、適正が判明したり、技術が磨かれたり・・・
こういった人が大多数なのです。
「すべきことがわからない」「答えが出ない」
そんな自分を後押ししてくれるものというのは、「やってみた」という結果なのです。