Excelお役立ちワザ講座 基本操作編① ~範囲選択で効率的なデータ入力~
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週木曜日にPC講座をやっています。
PC講座では、主にExcelとWordを対象に、事務職で作成する書類を練習で作ったり、関数を紹介したりといった内容を扱っています。
Excelお役立ちワザ講座では、PC講座の中では紹介しきれない、便利で役立つExcelのワザを紹介していこうと思います。
今回からは、ショートカットではなく、Excelの意外と知らない便利な基本ワザを紹介していきます!
ワザ①:キーボードとマウスで範囲選択
Excelでは、シート内の複数のセルを同時に選択して操作したい場面が良くありますよね。
そんなとき、ドラッグで範囲を選択することもできるのですが、データの量が多かったりすると大変ですよね。
そこで、まずはこの操作を紹介します。
“A2″から”E28″までを選択してみましょう。
まずは、”A2″のセルをクリックで選択します。
続いて”E28″のセルを「Shift」+「クリック」してみてください。
このように、始点となるセルをクリックし、終点となるセルで「Shift」+「クリック」することで範囲選択をすることができます。
また、繋がった範囲ではなく、離れたセルをまとめて選択したいということもあるかと思います。
B列の”水曜日”のセルをまとめて選択してみましょう。
まずは”B3″のセルをクリックします。
続いて”B10″のセルを「Ctrl」+「クリック」です。
“B3″と”B10″を選択した状態になりました。
同じく”B17″で「Ctrl」+「クリック」すれば・・・。
選択されましたね。
「Ctrl」+「クリック」を使えば、離れた位置にあるセルを同時に選択することができます。
「Shift」+「クリック」と同時に使うこともできますよ!
ワザ②:マウスを使わずに複数のセルにデータを入力をする
データを入力するとき、毎回クリックして入力するセルを選ぶのは大変ですよね。
実は、先に入力範囲を決めておくことで、マウスを使わずにセルを移動してデータを入力することができるんです。
それでは、この範囲にデータを入力してみましょう。
範囲を選択したら、まずはそのままキーボード入力してみてください。
このように、範囲を選択した状態でデータを入力すると、始点となる左上のセルに表示されます。
さて、この状態で「Tab」キーを押してみてください。
ひとつ右のセルに移りました。
データを入力したら、続いて「Enter」キーを押してください。
ひとつ下のセルに移動しましたね。
「Tab」キーや「Enter」キーを使ったセルの移動は範囲を選択せずともできるのですが、先に範囲を選択することで、その範囲内のみで移動が可能となります。
例えば、選択範囲の右端のセルで「Tab」キーを押せばひとつ下の行の一番左端のセルに移動するなど、使いこなせば便利なのでぜひ試してみてください。
ちなみに、選択範囲の終点で「Tab」キー、あるいは「Enter」キーを押せば始点に戻ることができます。
今日のまとめ
「Shift」+「クリック」:範囲選択
「Ctrl」+「クリック」:離れたセルを同時に選択
「Tab」:ひとつ右のセルに移動
「Enter」:ひとつ下のセルに移動