ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その14 不安・不満が肯定的になる~

不満・不遇にも感謝すべき?

たしかに、今まで感じた「嫌な気持ち」、ほっといたらモヤモヤしてたけど・・・
 
でも解決しようと分析したり、対策したりできたことは、自分の成長につながってるかもって思ったんだ。
そうそう、ネガティブなことから、僕たちは成長してきたんだ。
 
ネガティブなときこそ、なにか学びを得ようって思えるといいね。

「ありがとう」を思い出す

「いてくれてありがとう」「たすかった」と思った経験を思い出そう

誰かにされて嬉しかったこと、役に立つものがあって「助かった」と思ったこと。

そんな経験は誰にでもあるでしょう。

「ありがとう」「助かった」という気持ちは、とてもポジティブなもの。

ネガティブなときこそ、「この問題も何かのヒントだ、助かるよ」と思えるよう、マインドフルネスのトレーニングをしていきましょう。

感謝は潜在意識への影響大

そんな、「ありがとう」と思える記憶は、潜在意識への影響もとても大きいもの。

ネガティブなときに「ヒントを与えられた私は、恵まれている」と口にすることで、潜在意識に記憶させていきます。

繰り返していくうちに、ネガティブな出来事に遭遇したり、ネガティブな感情になったりした瞬間に、マインドフルネスな状態になることができるようになっていきます。

肯定的な状態を潜在意識に刷りこむ

トラブル・不運。

それに出会ったときに「自分は恵まれていない」「どうせ自分には」とネガティブに振り回され、逃げてしまったとしましょう。

同じような出来事が起きたとき、またネガティブになるだけで終わってしまいます。

トラブルや不運に出会ったとき、「これは何かを学ぶためのヒント」と肯定的に受け取れたとしたら、どうでしょうか。

そのときは失敗しても、同じような出来事が再び起きたら対処できるよう、考えることができるでしょう。

この状態に近づくためのマインドフルネスであり、トラブルや不運は、未来を明るくするためのヒントです。

最初は抵抗があるかもしれませんが、カタチだけでも、不運やトラブルにも感謝をしてみましょう。

  • 怒られてしまった、悲しい。
  • でもこれも自分へのヒントだ、ヒントがもらえるとは私は恵まれている。
  • そう考えたら、怒られたことにもお礼を言っておこう。
  • もしかしたら、怒られない自分になるためのヒントかもしれない。

このように形だけだったとしても、続けていれば、潜在意識は肯定的なものとしてきちんと認識するのです。

マインドフルネスのトレーニング

目を閉じ、まずは自分の右手に意識を集中し、「いつもカバンを持ってくれてありがとう」というように、心の中で感謝を伝えます。

左手、右足、左足、胃袋・・・

パーツごとに、日々の感謝を伝えます。

次はパソコン、机、カバン、家族、親族、同僚、上司。

最初は慣れないし抵抗もあるでしょうが、この瞑想状態のトレーニングは非常に有用です。

形だけの感謝でも、あとから安心感・肯定感が実感できるようになります。

トラブル・不運や、体・周囲への感謝を繰り返していると、潜在意識は「最近とても肯定的だ」「これが本来の自分かも」と認識していきます。

こうして感謝というポジティブな感情が実感できるようになっていくために、「恵まれている」「ありがとう」という肯定的な言葉を、自分に投げかけてあげるのです。

 

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