不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その42 他人はすごい、でもそれだけ~

他人と比べて自分は・・・とならないために

  • 話し上手な人がうらやましい。周りからも慕われているし、仕事も楽しそうだ。
  • あの人は楽しそうにしていて素晴らしい。生き生きしているし、悩みがなさそうで羨ましい。
人がうらやましく思えたり、楽しそうでいいなって思うことってあるよね~。
他人がすごいなぁとか、感心したりすることはあるよね。
それがどうして比較になっちゃうんだろう?
比べて落ち込むことがなければ、知らないうちに戦ってしまうこともなくなるんだろうけど・・・

他人と自分を比べても不遇を感じないコツ

比べることもたまには必要!?

  • あの人は素晴らしい人だ。
  • 芸能人に憧れて始めた、他人に影響されて始めたことがある。

こんな風に、他人と比較しても「それに比べて自分は・・・」とならないものもあります。

周りと比べること、誰かと自分を並べて考えることが全て悪いというわけではありません。

自分の置かれている状況や、自分の能力を客観的に見たり、目指すものとどれぐらい差異があるのか把握したり。

そのためには周囲との比較や他人と自分を並べて考えることも大切なことです。

  • 自分もあの人のようになりたい。そのために必要なことを見つけよう。
  • 憧れるものがある。それを手にするための課題がある。

自分の目標に対しての足りない点を見つけることができる比較や、目標やモチベーションになっていれば、そんな比較は大切なもの。

しかし、その比較に主観的な価値づけをするから、「それに比べて自分はダメだ」と思い込んでしまいます。

あの人はすごい「だけ」

  • あの人は素晴らしい人だ。自分もそうなりたい。
  • 憧れるものがある。

記憶力がすぐれている人、絵が上手な人、話が上手な人。

オシャレな人、物知りな人。

どれも素晴らしい能力です。

それを認めることは正しいことです。

しかし、多くの人がそれだけでは終わりません。

  • あの人は素晴らしい人だ。話も上手だし周りから慕われている。
  • 憧れるものを手にしたいが、自分が手にするためにはハードルが高い。

このように「素晴らしい」「優れている」ことに主観的な価値を付けていませんか?

他者のすぐれている点があるのは事実です。

しかし、実はそれだけ。

あなたはその能力を身に着けなくてはいけないわけではありません。

その能力を身に着けていない自分は劣っている、というわけでもありません。

他人がすぐれている点は、自分とは関係のないものなのです。

他人と比較して悩むクセから抜け出すために

他人の優れている点を羨む、素晴らしいと思う気持ちは間違ったものではないでしょう。

しかし、他人が優れているからといって、自分も何かしなくてはいけないわけではありません。

他人は他人、自分は自分なのです。

  • 話し上手な人は素晴らしい、だが自分の能力とは関係はない。
  • あの人はファッションセンスが高い。それは事実だが、自分のセンスとは関係がない。

比較をしてしまうクセがある人は、「あの人は素晴らしい」でとどめましょう。

それだけにとどめておけば、比較をして落ち込んでしまうことから解放されるでしょう。

「あの人は素晴らしい」だけなのです。

自分の能力とは関係がないので、「あの人は素晴らしいから、こんな能力もあって・・・」と考える必要もないのです。

 

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