ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その19 自分自身のカウンセリング~
不安・ネガティブを感じたとき、どう傾聴?
- 頑張ったことを誰かにほめてもらいたい。それが生きがい。
- 断ったら嫌われそうで、頼み事は嫌々ながらも引き受けてしまう。
- あきれられるのが嫌で、何でも我慢してしまう。
マインドフルネスは、あなた自身のカウンセリング
不安なままだとダメ!?
リス太君の言うように、ネガティブなままで自分を肯定する発言をしても、本心の不安定さを払拭することはできません。
だから、潜在意識に刷り込もうとしてもなかなかうまくいきません。
ネガティブになったとき「ポジティブになろう」と唱えても難しいのは周知でしょう。
自分を肯定する宣言が潜在意識にうまく伝わるためには、ネガティブになっているということを受け入れなくてはいけません。
だからこそ、ネガティブになったときこそ、マインドフルネスに自分に気づき、理解する必要があるのです。
傾聴こそがキーだった
- 自分は今、ネガティブになっている。ミスを指摘されて悔しいからだ。
- 不安を感じている。この不安は、「認めてもらえないかもしれない」という恐怖があるからかも。
- 息苦しさを感じている。過去の失敗を思い出してしまっている。
このように、ネガティブになっているときこそ、マインドフルネスに自分に気づけるようになりたいもの。
自分のその時点での感情を客観視し、「落ち込んでいる」「悔しい」「怖い」と感情に名前をつけています。
ネガティブな感情にとらわれている自分を客観視するためには、マインドフルネスな状態でこの感情の実況が有効です。
マインドフルネスな状態になることでネガティブな感情のループから一時的に抜け出し、自分の状態を客観視。
このネガティブのループから抜け出すことが、不安や恐怖から解放され、自己肯定的な発言がうまく機能するのです。
自分を肯定できるようになれば幸せに!
こうして自分を肯定できるようになることで、「他人の顔色をうかがい、息苦しい」「頼めない・断れない」ことから抜け出せるようになります。
自分で自分を認めてあげることができると、他人に承認を求めなくても済みます。
嫌だと感じる自分を受け入れられるようになるので、断ったら嫌われるのでは・・・という不安もなくなります。
嫌な頼み事を引き受けてしまい辛い思いをすることが減るのです。
自分はこうでなくてはいけない、我慢しないといけない、と自分を縛る必要もなくなっていきます。
自分のありのままの気持ちを受け入れられれば、自分自身が安心でき、嫌われることなどを恐れる必要がなくなります。
また、頑張ったと自分で認めることができるから、「誰かに褒めてもらいたい」「もっと頑張らないといけないのでは」と考える必要もなくなっていきます。
自分にとっての課題とは
それでも、癖で引き受けてしまったり、状況が許さず断れなかったりという場面もあります。
また実際問題「もっと頑張らないといけない」と課題になることもあります。
しかし、それでもその時々の自分の感情に名前を付けることです。
「罪悪感がある」「嫌われてしまう」など、マインドフルネスな状態になり、感情を客観視しましょう。
そのクセがついていけば、「無理矢理頑張らなくても、嫌われることはない」と思えるようになっていきます。
そうして、嫌なこと・ネガティブな出来事は、クリアするべき課題になっていきます。
安心した状態の自分が課題をクリアできることで、さらに自己肯定感も高まっていくのです。