不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その49 自分自身が幸せになるために~
目次
「しっかりしなきゃ」では幸せになれない
満足感、幸せを感じるためにはどうしたらいい?
考えるほど、自分の本心から遠のいた選択をする
- 結婚をしたほうがいいと思うけど、今付き合っている相手でいいんだろうか。
自分の気持ちがわからなくなってきた。 - 周りや親に合わせる顔がないし、親が死んだら孤独になる。
だからといって結婚をしたいとは思えない。
どうしたらいいんだろう。 - 頑張って内定をもらったけど、このまま就職して後悔しないだろうか。
もっといい会社があるんじゃないだろうか、とはいっても辞退して見つかるとも限らない。
どの悩みも、幸せになるためには自分の本心に寄り添った選択をすることが望ましいもの。
「こちらのほうが好き」と本心が望む選択であれば、進んでいく意欲も高く、その先で失敗や後悔をしても乗り越えられるものです。
しかし私たちはそんな選択をできず、「結婚したほうがいいと思うけど」「合わせる顔がないし」「浪人したらまずい」と、世間やルール「当たり前」に縛られて悩んでいます。
好きな方を選びたい気持ちを抑える必要があるから、両者のメリット・デメリットなどを考えることで解決しようとするのです。
そして気持ちをおさえて「考える」ことに夢中になり、さらに考えた結果を優先しようとするから、「何がしたいんだろう」「どうしたいんだろう」と自分の本心がわからなくなっていきます。
- 誰といても「好き」だと感じられないのかもしれない。
- 就職で失敗してはまずい。
こんなふうに、自分の気持ちがわからなくなったり、「当たり前」と本心に挟まれて息苦しく感じるでしょう。
悩み考えることよりも、気持ちを優先する意識をしよう
ライフイベントなどではとくに悩むこともあるでしょう。
問題は、選択を「考える」ことで行おうとしていることで、「本心」をおさえつけようとしていることです。
本心、自分の気持ちを大事にしていれば、その選択の時々で自分の本心が望むものに決定できるでしょう。
その結果だから、失敗したり、間違えていたりしても「好きなことを選べたから満足」だと自分を肯定できます。
「やりたかった道を選んだから後悔はしていない」と思えるのもこちらです。
本心をおさえ「我慢」しなくてよかった、と高い満足感、幸せを感じられるのは、「考えた結果」よりも気持ちを優先できたときです。
幸せになりたい自分を、幸せにしてあげるために
一方で「考える」「考えた結果」を優先した場合、本心をおさえつけていることになります。
本心でしたいと思っていることではないから、本心を優先した場合よりも意欲は低くなるでしょう。
だから失敗もしやすくなります。
そして失敗したときや、選択が間違っていたとき、「やりたいことを選んでおけばよかった」「無理をするんじゃなかった」と後悔をしてしまいます。
さらに「次こそは間違わないように、慎重に考えなくては」と考えることを優先し、本心をしっかりおさえようという方向にばかり考えます。
選択したあとに困らないのは、「やりたいから、選ぶ」「やりたくないから、選ばない」という気持ちを優先する選び方です。
気持ちを優先するということは、我慢をしていないということ。
満足感、幸せをより多く感じられます。
出来る限り、気持ちを優先してあげたほうがよいのです。