不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その52 現代の「あるべき姿」~
目次
働かないといけない、でも子育ても・・・忙しい日本人
- 結婚にもお金がかかるから・・・
- 子育てをするために、お金が必要・・・
- 高所得じゃないから我慢しなきゃ・・・
でも、その姿は、今の社会ではそもそも追い求めるのが難しいものなのかも。
考え方の正解とは
仕事を辞めると生活できない「現代」
よく「お金が必要」という言葉を耳にしますし、「お金が足りない」と感じることはありませんか?
- 結婚はしたいけど、貯金がないからできない。
- 子供はほしいけど、働き続けないと子育てできない。
- 仕事を辞めたいけど、奨学金やローンの返済があるから、辞められない。
そんな悩みや、辛い思いを抱えて生きている人が多い世の中。
しかし、本当に、貯金がないと結婚できないのでしょうか。
「当たり前」の生活を送ることが、そんなに必要なことなのでしょうか。
「当たり前」じゃなくなることは、人生の谷底・・・
無意識のうちにそんな考えがあるから、「当たり前」を追い続けるために、自分を追い立てていないでしょうか。
「当たり前」のこと以外にも大切なものがある?
そんな「当たり前」に追い立てられていますが、基準はどこでしょうか。
バブルのような超好景気ならば、その基準値は高いものでしょう。
しかし現代は、明確な基準と呼ばれるものはそもそも定義が難しいのではないでしょうか。
実際は貧富の差は大きくなる一方であり、お金の使い方にも差が出るようになっているので、基準と呼べる基準を定めるのは難しそうです。
さらに、多くの人が「自分は平均値」「平均値を下回ってはいけない」と思い込もうとしているかのようにも見えます。
しかし一方で、所得は平均値、消費は所得ギリギリ、という人もいます。
何に価値を見出すかは人それぞれ
自分が大切にしているもの、自分の価値観を見つめなおすタイミングかもしれません。
ここに、二つの例を見てみましょう。
子供といるのは楽しい、という人
子育てが楽しい、子供と一緒に過ごすのがかけがえのない幸せ。
仕事は後回しだし、残業などもしない。
とにかく子供と一緒にいる幸せを感じていたい。
人生で一番充実している、幸せな時間だ。
子育てをしている時間を、そのように感じられる人もいます。
子育てだけでは辛い、という人
子育てをしていると、周りに置いていかれているような気がする。
幸せと感じないわけではないが、むしろ焦りがある。
専業主婦をしていると、生活水準が下がるのではと焦るから仕事をしていたい。
働くのが楽しいわけでもない。
ギリギリの生活が嫌だから、子育ても仕事もする。
そもそも子育てが不安
教育費、生活費を賄えるかどうか心配だ。
子供を満足に育てられるか、今の給料では難しい。
今の自分の力量で、子育てができるのか不安だ。
何を大切にしているか、見つめなおしてみる
もしかすると、「当たり前」とされる生活を求めるから、仕事をする。
「当たり前」とされるラインにいるために、結婚・出産を選ぶ。
今は「当たり前」を定義するのは難しいのに、超好景気の時代の「当たり前」を追うような気持ちはありませんか?
これは「やりがい」「子供がほしい」「愛しているから」という本心ではなく、「こうしたほうがいい」という思考によって「させられている」ことではないでしょうか。
自分が何を大切にしているのか、「当たり前」がなくなった今、考えてみるタイミングなのかもしれません。