不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その57 「当たり前」を押し付けられている~
目次
人生諦めモード・・・そんな人へ
一度手放しても、二度と手に入らないわけじゃない
- 適切なタイミングで、就職・結婚をしなきゃいけない。
できなければ負け組になってしまう。 - 自分に能力がないと思い込んでいる。
失敗が怖いから、踏み出せない。
世間でいう「当たり前」に縛られていませんか?
そして、一度でも手放してしまえば、二度と手にすることはできない、と思い込んでいませんか?
一度でもそのレールから外れてしまえば、二度ともとの基準に戻れない、と思い込んでいませんか?
そんな失敗が怖くて、自分には能力はないと思い込もうとして、「こうしたい」という気持ちを抑えていませんか?
そうして人生を諦めていないでしょうか。
でも実際人生は長いもので、人生の先輩からしたら「一度や二度の失敗くらい」「一年や二年のロスくらい」と思えるものです。
しかし当人としてはその失敗の経験が大きな傷として残っており、そんな余裕や挑戦をなかなか受け入れることができません。
諦めさせる社会を、窮屈だと感じたことがあるはず
自分には無理だから、諦めよう。
失敗するのも怖いし。
一度諦めていても、本心では「こうしたい」と思っているはずです。
しかし、レールから外れる、失敗した経験が大きな傷となり、諦める・実力はないと思い込むという手段で自分を抑えています。
そんな人は、一度自分の心に、昔の自分に聞いてみてください。
生きにくいと感じていませんか?
一度の失敗で大きく人生が変わる、そんな社会は嫌ではありませんか?
挑戦したいけどできない、失敗が許されない、それは窮屈ではありませんか?
どこかでそう感じたことがあるはずです。
「当たり前」を押し付けられると窮屈。だから反発する。
- 生活のためには働かなきゃいけない。
なんだか生きるのが大変だ。 - 独身が不安だから結婚する。
なんだか自由ではない気がする。
そんなふうに、自分や、周りの「当たり前」、社会のレールを、不信に思ったことはないでしょうか。
そんな社会に反発するわけではありませんが、なんだか息苦しい・自由がないと感じたことはないでしょうか。
それは、あなたの本心が、その「当たり前」に縛られるのが嫌だと感じている証拠です。
敷かれたレールが、あなたには合わないのです。
レールの外で、あなたは自由に生きたいと思っているはずです。
だから、「当たり前」を押し付けてくる社会や周囲に、反発したり怒ったりしたくなるのです。
押し付けられると、苦しんだり、相手を責めたり、恨んだりしてしまうのです。
「こうしたい」という本心を、おさえつけようとしているのですから反発して当然でしょう。
反発・怒りを感じる自分を認めてあげる
そんな自分が少しでもいたら、自分を信じてあげましょう。
あなたの潜在意識、無意識は、あなたの「こうしたい」という欲求を叶えたいと思っています。
しかし、周りから「当たり前」を求められ、あなた自身が窮屈しています。
あなた自身が「こうしたい」と思う気持ちを認めてあげられないから、周囲への怒りや反発が起こっています。
そう感じる自分を信じてあげること。
「こうしたい」気持ちがあるけど、周囲に「当たり前」であることを求められ、気持ちを押さえつけている。
そんな自分を認めて、「こうしたい」潜在意識を信じてあげましょう。
自分の本当の気持ちの方向を認めて上げられれば、潜在意識は少しずつ解放されていきます。
同時に窮屈な思いも、少しずつ楽になっていくでしょう。
そうして、潜在意識はあなたの望む方向へ少しずつ向かい始めるのです。
まずは、押さえつけられている自分の本心と、世間に従おうとしている自分を、認めて、理解してあげるとよいでしょう。