繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~苦手な相手がいる⑤ 攻撃~
苦手どころじゃなく「敵」!?
- ウザい、と感じる。
- 関わりたくない人がいる。
- わざと? 不快になることばかりされる。
- 嫌がらせ、嫌味を感じる。
職場でも、ご近所付き合いでも、苦手な相手はいるでしょう。
苦手どころか、こちらへの攻撃や敵意・悪意を感じることはありませんか?
そんな相手がいて息苦しい、辛い人へ。
攻撃してくる心理は、弱点だらけ
「攻撃してくる人」って?
全ての人から好かれるのは無理なことで、誰にでも「アンチ」、いわゆる否定派は存在します。
あなたのことを好いてくれる人は2割、気にしていない(つまりはほぼ肯定派)人は7割、残りの1割だけが否定派です。
著名人にも否定派はいますが、否定派を納得させるよりも肯定派・中立派へのアプローチがほとんどでしょう。
とはいえ、そんな数少ない1割の人が、あなたを攻撃してくることがあります。
嫌味を言われたり、「私なんてあなたよりも」と優位性を主張されたり、あなたが不快になることばかり薦めてきたり。
1割しかいない否定派に好きになってもらおうとするのは無理なことで、諦めるべきもの。
しかし、そんな人たちからの攻撃を感じていては身も心も休まりませんね。
なぜ攻撃されるの?
それは、相手があなたに勝とうとしているからです。
相手は、あなたに勝つことで、自分の存在を認識しようとしています。
勝てなさそうな人に勝負を挑み負けるのが嫌だから、自分が勝てそうな人を選び攻撃してくるのです。
相手からしたら、「下に見られている」とも言えてしまいます。
さらにそんな人たちは、自分で自分を信じる能力が弱っている人をよくターゲットにします。
自分を信じる能力が弱っている、というのはいわゆる「自己肯定感が低い」人で、他人の顔色を窺ったり、誰かに認めてほしかったり。
自分で自分を認める・信じることができない人には勝てる、とターゲットにされやすいのです。
攻撃をする相手の心理
さて、ではなぜ彼ら・彼女らは攻撃をしてくるのでしょうか。
「勝つ」ことにこだわらず、「他人を蹴落とす」ことに興味がない人もたくさんいます。
実は攻撃の理由は「自分のコンプレックス」です。
何かしら劣等感を感じているから、自分が勝てそうな相手にマウントをとり、自分の気持ちを満たしています。
誰かを見下すことでしか自分を認められない、そんな彼らも実は自己肯定感が低いと言えるでしょう。
またプライドは高いので、見下されることを許さず、自分が見下すことのみを望みます。
だからあなたが反論したり、嫌がったりするほど相手は喜び、エスカレートしてしまうでしょう。
嫌味やマウントは、そんな「残念」な心理が理由なのです。
それに気づかず反論や攻撃をしてしまっては、相手の思うつぼ。
次回は、そんな残念な争いに巻き込まれないように、また回避するためにできる対処法を紹介していきます。