繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~苦手な相手がいる⑥ 防御~
心の「敵」への対処方法
- ウザい、と感じる。
- 関わりたくない人がいる。
- わざと? 不快になることばかりされる。
- 嫌がらせ、嫌味を感じる。
あなたへの攻撃は、きっと「残念」なマウンティング心理。
理不尽な攻撃に対しては反論したいけど、実はそれは逆効果。
どうしたらよいでしょう?
相手の満足感がポイント
受け流す方法①
相手は、あなたに対して自分の優位性をアピールすることで、満足しようとしています。
ネットでも同様です。
自分こそが自分の能力を認められないために、他人をおとしめることで自己肯定しようとしています。
それを真に受けると、相手は喜び、さらにエスカレートします。
あなたが反論してきたり、あなたが悲しんだり困ったりしている顔が、相手にとっての満足になるのです。
否定や肯定で真に受けるのではなく、「へぇ」とか「ふうん」とか、言葉では中立だけど、非言語的には「かまいたくない」という情報を少し伝えます。
あなたがかまってくれなければ、相手はあなたへの攻撃をやめるでしょう。
受け流す方法②
とはいえ上司に「へぇ」とか「ふうん」とは言えないもの。
「それはよかったですね」「さすがですね」と相手をほめてあげることも、受け流す方法です。
あなたにかまってほしかったり、自分の優位性を他人に押し付けたいのが攻撃の正体。
その人の優位性をほめてあげれば満足し、あなたへの攻撃もやめるでしょう。
攻撃できるなら味方に!?
苦手な人がいたら、関わらないように避けたり、遠ざけたり、反撃してしまうもの。
しかし、そんな相手をもし味方にすることができれば・・・心強いと思いませんか?
実は、苦手な相手を味方にする方法は、「頼る」ことだと言われています。
人は敵意には敵意を返しますが、頼ることで相手へ好意を伝えれば、相手も好意を返してくれるでしょう。
「~さんすごいですね、今度教えてください」とか「手伝っていただきたい、~さんが一番詳しいと評判です」などと頼み事をしてみましょう。
さらに、相手があなたを嫌っていたとしても、頼られ実際に親切にしてあげたという事実が大事です。
脳は「親切にしてあげる相手ということは、嫌いな相手ではないということ」と思い込みはじめます。
こちらも相手のことを嫌いになり険悪・・・という状況よりも、そんな脳の仕組みを利用して、苦手な相手を味方にできるとよいですね。