繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~友人関係② 友達がいない~
目次
一人、孤独は辛いもの
- 友達がいない。相談できる人がいない。
- 友達が少ないのが悩み・・・友達を増やしたい。
- 喧嘩やトラブルになってしまうのが怖い。
- 友人関係のトラブルに振り回される・・・
一人でいると、問題を抱え込んで精神的にも影響が出てきます。
その時間が長いほど、心身への影響はどんどん大きくなってしまいます。
でも、誰かと付き合ってトラブルになるのが怖い・・・
そんなトラウマがあるのではないでしょうか。
友達、仲間、パートナーがいない状態とは
話せる相手を探す
知り合いが10人いたら、話せる相手は1人、2人で十分です。
苦手な相手と無理をして友達になろうとしなくてもよいのです。
友達が少ないから、という悩みは、大体が全員と仲良くしようとしているために起こるもの。
話せる人が一人でもいれば、その人との時間を大切にしましょう。
大人になるほど、友人はできにくくなるし減る
小さなころは、苦労をしなくても友達ができることが多いもの。
しかし、大人になればなるほど、友達はできにくくなります。
友達がはじめからできあがっている環境に入ることも少なくない、ということもあります。
さらに、新しい友達ができやすい環境も減ります。
社会人になるほどに職場と家の往復になりがちで、その職場というのは友達ができにくい場所でもあるのです。
喧嘩というトラウマ、孤独という傷
友達と喧嘩をした経験は誰にでもあるでしょう。
喧嘩をしたとき、謝る機会を逃してしまうと関係は悪化します。
仲良しであればあるほど、謝れないことによる亀裂は大きくなります。
一度入った亀裂は、謝罪をし、お互い許し合うことで、さらに強い絆になります。
しかしそのタイミングを失ったり、修正できなかったりすると、喧嘩別れをしてしまったという傷になります。
友達を作るのが怖い、友達とトラブルになるのが怖いから踏み出せない、という人は、そういった経験が踏み出すのを邪魔していることがあります。
実は怖がっている
トラウマがある人は、友達を作るのを怖がってしまいます。
人間は、言葉の意味内容よりも、視覚や聴覚からの情報を多く受け取ります。
少しでも「怖い」「苦手」と思っていれば、話しかけられたとき、話しかけるときに自然に相手に本心が伝わってしまいます。
怖がっているほど、雰囲気が暗い、笑顔がない、怒りっぽい、という非言語メッセージを出してしまいがちです。
あなたにその気がなくても、相手は非言語情報のほうを受け取ってしまっているのです。
友達とは違う「仲間」「パートナー」
社会人になってからはとくに、友達ができにくくなるとお話ししました。
しかし社会人になってからは、友達ではなく「仲間」「パートナー」ができやすくなります。
相談だけではなくご飯に行く、映画に行く、遊びに出掛ける、そんな楽しみを共有できるのが友人・親友ですが、
仕事や趣味の相談をし合い、協力し合えるのが仲間やパートナーという存在です。
社会人になれば、転勤や家族などの都合で、一緒に遊びに行く友達がいなくなった、と言う声も多くあります。
しかし、仕事で相談できる仲間がいたり、趣味でつながった仲間がいれば、孤独というものは回避できるのです。