就活お役立ち講座㊲「自身の市場価値を知る」
就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。
就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。
「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。
市場価値を知ることの重要性
社会人にも市場価値というものがあります。
これは、社外でも通用するビジネスパーソンとしての能力のことを言い、転職する際には重要な目安となります。
入社したばかりの方は転職のことなど考えていないと思うかもしれませんが、たとえ新入社員であっても市場価値をチェックすることは大切です。
理由は二つあります。
一つ目はどんな社員であっても、将来転職する可能性があるということです。
もう一つは、転職しなかったとしても、自身のスキルアップに役立つからです。
社会人の市場価値は、人材評価の客観的な物差しです。
会社では、個人的なつながりなどにより公平な査定が行われるとは限りませんが、市場価値は本人の能力だけを基準にするので、ごまかせません。
したがって、市場価値は転職するときはもちろん、スキルアップを目指す人にとっても、自分の価値を理解することができるツールなのです。
社会人に求められるスキル
では、市場価値はどのようにして決められるのでしょうか。
市場価値を測定する方法は、さまざまな研究機関やコンサルタント会社によって開発されていて、それぞれに特徴があります。
どの方法が優れているのかというのは一概に言えませんが、一般的にはメンタルな部分(価値観など)やコアとなるスキル(リーダーシップや問題分析能力、決断力など)と、
さらに実務的なスキル(言語能力や計数感覚など)を測定することで、ビジネスパーソンに求められる能力を多面的に評価しています。
実際、自分の市場価値を知るには人材開発コンサルタント会社のサービスを利用するほか、転職関連サイトで基本的な自己診断をします。
新入社員にとって自分の市場価値を目の前に突き付けられるのはつらいことかもしれませんが、自分の現状と目標のギャップを把握することはスキルアップにつながります。
さらに5年後、10年後どのような仕事に就いていたいのか、そのイメージを明確にすることで、市場価値の結果をキャリアプランにつなげることもできます。