繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~家族のトラブル②~
家庭内で、こんなお悩みありませんか?
- 親のお節介にうんざり。
- 自分のことは自分で決めれる年齢なのに、干渉してくる。
- 親から自立できない、親の助言がないと決断できない。
- 親のアドバイスに反発してしまう。
家族とは、私たちが出会う最初のコミュニティ。
しかし、相手も人間です。
トラブルだって起こります。
でも大丈夫、適切な対処方法があります。
家族間のトラブルを解決しよう
アドバイスを受け入れられない、受け入れてくれない
親というのは、自分の子供への愛情が強いあまり、時に命令や指示と言った形であなたを動かそうとします。
宿題をしなさい、片づけなさい、などがそれにあたります。
反発してしまいがちですが、これはひとえにあなたのためを思ってのもの。
また、こうしろ・ああしろということのほかに、勉強や仕事の方向にも口出しをしてしまいたくなるもの。
しかし、そのアドバイスというのは私たちの世代にはあてはまらないものかもしれません。
ひと昔であれば、金融業界への就職や、職業資格の取得を進めることが多くありました。
ですが今は、どちらもITにとってかわられていく時代です。
親のアドバイスを全て真に受けていては、自分の人生を生きるのではなく、親の人生を生きることになってしまいます。
結果、自分の好きなことを押し殺し、自分で決定できない育ち方をしてしまいます。
指示命令を減らしてほしい、言うことを聞いてほしい
自分よりいい人生を生きてほしいという、純粋な愛情から、
ああしろ・こうしろといった指示命令や、仕事やプライベートへの干渉があるのです。
ですから「うるさい」とか「もういい」などと反発するほど、
「愛情が伝わっていない、わかってもらわなくては」と干渉が増してしまいます。
逆に、その愛情を受け止めてあげることで、親は「愛情が伝わっている」と安心してくれるでしょう。
すべて、「私のためを思って言ってくれているんだね、ありがとう」と感謝をしましょう。
愛情と感謝が親子の間を行き来するうちに、自然と幸せな関係になることができます。
またもしあなたが親であるならば、ああしろ・こうしろと言ったのでは反発を招くということを理解しましょう。
行動するのは子供本人なのに、他者である親からの指示命令は、
子供本人にとっては「自分の領域への侵害」で、反発が起こります。
アサーティブに、「これをやってくれたら嬉しい」という言い方で要望を伝えましょう。
また子供世代で生きる能力やスキルも、親世代が思っているものとは違うので、
アドバイスをする際は、参考程度にとどめておくのがよいでしょう。
あらかじめ敷かれたレールしか知らない子供に育つと、
失敗を極端に恐れ自発性を失い、自分の好きなことができずため込み、精神的な疾患を患うことにもなりかねません。