就活お役立ち講座㊴「冠婚葬祭のマナー」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

冠婚葬祭とは

「冠婚葬祭」という言葉は、どのような意味があるのでしょうか。

一言で示すと、人間の一生の中で通過するポイント・儀式を意味します。

冠婚葬祭の4つの文字に、それぞれ表しているものがあります。

冠は「七五三」「成人式」「還暦」などのさまざまな人生儀礼です。婚は新たな人生のはじまりである結婚、葬は人生の最後。祭は、一年の中で行われる年中行事です。

これらの冠婚葬祭に、会社として出席する場合があります。

そうしたときは、会社を代表して行くという意識を持たなければなりません。

周囲からは「△△会社の方」という風に見られます。常識から外れたようなことをしてしまうと、会社の品位が疑われてしまうのです。

そのため、社会人として相応しい、あいさつや振る舞いをしましょう。

結婚式のマナー

結婚式の招待状を受け取ったら、できるだけ早く、遅くとも3日以内には返事を出します。

主催者側は、招待客からの返事がそろってから席などを決めるので、返信が遅くなると迷惑になってしまうのです。

式の当日は、余裕を持って20分ほど前には会場に着くように心がけましょう。

受付では「本日はおめでとうございます」と言い、名前を名乗ってご祝儀を出した後、芳名帳に名前を記載します。

自分の席に着いたら、周囲の人に自分から挨拶をすると場の雰囲気が和みます。

このとき、初対面の人であれば、「はじめまして。新郎の同僚の○○と申します」などと、新郎新婦との関係を伝えることで、会話を弾ませることができます。

式の間は、おめでたい席なので笑顔でいることが基本です。

親しい間柄であったとしても、悪口や過去の異性関係などについて口にすることはNGとなります。

訃報の知らせを受けた際の対応

取引先などの人が亡くなったという知らせが入った際は、すみやかに上司、関係各所に連絡をします。

その際に伝えるべきことは、①亡くなった人の会社名、肩書き、氏名、②喪主の名前、③通夜、葬儀、告別式の日時と場所、④宗教形式などです。

一般的に通夜は遺族や親せき、ごく親しい友人などが集まり、告別式は一般の会葬者が参列します。

しかし、都合によって、通夜に参列して告別式は欠席しても失礼ではありません。

もし、どちらも出席ができないときには、弔電を打ちます。

通夜や告別式の受付では、「このたびはご愁傷様でございます」と述べ、香典を渡して記帳します。

遺族にお会いしたら、「このたびはご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます」などとお悔やみの言葉を手短に述べましょう。

長話はせず、表情やしぐさで気持ちを伝えることが大切です。