小さな悩みを即効解決! ~その5 上からのプレッシャーを受け流す!~
目次
プレッシャーが強すぎる上司への対処法
- 上司や先輩は優しいけどプレッシャー。
- 期待に応えられない自分が情けない。
- 大変なときでも、大丈夫だと答えてしまう。
っていうプレッシャー、けっこう辛いよね・・・
困っていたら助ける、じゃなくて、プレッシャーをかける、という行動に向いてしまうんだ。
受け流し方、自分を癒す方法を覚える!
ブラックじゃなくても潰れることはある!
部下が潰れやすいのは、もちろんブラックな職場。
暴言、暴力、過度な残業、時間外の労働など、精神的にも体力的にも追い込まれる職場であれば潰れてしまいます。
しかし、そういったきつい職場でなくても、部下が潰れてしまいやすい職場、部下を潰してしまう上司というのが存在します。
「自分がやってきたことが正しい!」から周りにもプレッシャーを与え続けてしまう上司
前回の復習です。
例えば、小さなころから、親や先生など周囲の期待に応えようと頑張ってきた人たち。
周囲からの評価こそが、自分の価値を決めるものだと思っています。
努力しているから成績は優秀ですが、
ひとたび受験や就職、仕事などでつまづいてしまうとどうでしょう。
「失敗したら信頼がなくなる」という強い自責から、がむしゃらに挽回しようとします。
負けること、失敗することは、自分ルールで許されません。
誰かを蹴落としてでも、相手の気持ちは関係なく、自分が勝とうとしてしまいます。
自分にも他人にも厳しい人ですから、口調は穏やかでも、
・他人のルーズも許せない。
・困っている部下には、失敗をしないようくぎを刺す(プレッシャーを与える)
・時間外でも、自分が気づいたタイミングで指示を出す(監視されていると感じる)
といった、見えないパワハラが横行するのです。
戦っても潰される、説得もできない!
真っ向勝負をしようとしても、当人たちは実際努力をしていて仕事はできるし、「負けてはいけない」から叩き潰されてしまいます。
そして何より、本人たちが「変わろう」と望んでいないから、他人を変えることはできませんし、その年までそのままで生きてきてしまったのです。
勝負を挑むのではなく、上司に変わってもらおうとするのもだめ、では転職以外に道がないのかといえば、それもそうでもないのです。
そんな上司のプレッシャー、どうする!?
実は、距離を置く、ということが一番の解決策。
実際、距離を置くというのができていないから、不用意に近づいて結果プレッシャーを受ける・・・ということもあるのです。
有効なのは「上から目線」!?
上から目線、といっても、偉そうな態度をするというわけではありません。
パワハラ上司と自分とのやりとりを客観的に、上の上から見てみてください。
上司のパワーに押しつぶされていると、自分自身はその上司の存在が必要以上に強大に見えてしまうもの。
しかしそんなときに、あたかも横切る無関係の人、空を飛んでいる鳥、空そのもの、といったような視点で考えてみましょう。
視野を広げて横を見れば他にもたくさんの人が働いているし、別の会社でもたくさんの会社、たくさんの人間関係があります。
そんな中で、自分ルールに縛られ、部下にプレッシャーをかけ続けている上司というのは、ただ一人の人間であり、小さな存在です。
上司だってあなたと同じ、一人の人間なのです。
そう言った視点が「上から目線」。
この視点があれば、プレッシャーを強く与えられたときにただストレスを感じるのではなく、対等に「この人はこういう人なんだな」と思えるようになります。
指摘を受けたときも「こういう言い方をしているけど、仕事を成功させたいからなんだな」と思えて、受け止められるはずです。
同じように苦しんでいる人もたくさんいる!
自分だけがプレッシャーを与えられて苦しんでいる、という孤独感もまた、あなたを苦しめます。
一番よくないのは、誰にも相談できず一人で抱え込んでいること。
仕事を成功させてもプレッシャーを無限に与えられ、孤独でいると、それこそ潰れやすい状況です。
同様に周りを見渡してみてください。
同じように上司から無茶ぶりをされていたり、圧をかけられたりしている人がいるはずです。
そんな人と仲間になって、お互い助け合えるのがよいのです。
もし見かけたら、あとから「大変だね、でも一人じゃないからね」と声をかけてあげましょう。
気軽に話せる先輩や同僚がいれば、相談してもよいでしょう。
友達やパートナー、家族でもかまいませんので、相談して孤独感から抜け出すことも忘れずに。
孤独なままでいると、心身の消耗が加速します。
誰か相談できる人を探しましょう。