繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~眠れない!②~

眠れないときに試してみたいこと

  • なんだかわからないけど、眠れない。
  • 朝スッキリ目覚めたい。
  • 目が覚めたとき、もっと寝たいと思う。
  • 寝つきが悪い。

私たち日本人の約半数が、眠りに関する悩みを持っています。

寝付けない、眠りが浅い、目覚めが悪い・・・

でも、睡眠がきちんととれていないと、健康面への悪影響が大きくなります。

若いうちは少し寝不足でも健康に問題を感じることはないでしょう。

しかし、睡眠不足や質の悪い睡眠が続くことが、生活習慣病などのリスクをどんどん上げていってしまうのです。

今日は、眠れない日々を過ごしている人がよく眠れるようなポイントを紹介します。

忙しくて睡眠不足! 寝る時間を増やせない人へ

働いている人は、睡眠時間が短くなる傾向があります。

仕事が忙しく、帰宅するのが遅いと、就寝時間も短くなってしまいますね。

家事も同様です。

家事に至っては、家族の活動がない時間帯のみの仕事です。

家族のメンバーが寝た後、もしくは起きる前に仕事が発生しているので、就寝時間を削る大きな要因です。

このように仕事や家事などで忙しくしていると、睡眠時間が十分にとれず、健康寿命もどんどんすり減っていきます。

どうしたらよいでしょうか?

1時間を1週間

とにかく睡眠を優先する1週間を確保してみましょう。

増やす時間は1時間だけ。

とりあえず1週間、必ず毎日1時間多く睡眠をとる、ということを試してみてください。

睡眠時間を1時間だけ増やす、ということを優先してみましょう。

仕事も1週間だけ、いつもより1時間早く切り上げます。

家事は多少サボっても翌日やればよいし、翌日に回しても大丈夫なように下準備だけしておきます。

テレビを見たり、友達と連絡をとったりしたいですが、その時間も1時間多く睡眠をとるために、少し削ります。

1時間だけでも効果大

1時間だけで効果があるのか、と思われるでしょうが、かなり差があります。

1週間も続ければ、脳の機能はだいぶ回復します。

脳が元気になれば仕事や家事の効率、速度もぐっとあがります。

このため、その後もしっかり睡眠時間を確保できるようになるのです。

寝つきが悪くて寝られない! 寝たくても眠れない人へ

寝つきが悪いのはストレスになりますね。

早目に布団に入っても、なかなか寝付けず、睡眠時間が短くなってしまいます。

寝つきを改善する方法はないのでしょうか。

寝酒は寝つきがよくなる・・・?

確かに、適度に飲酒をすると寝つきはよくなります。

ただし、中途覚醒や、早朝の覚醒といった覚醒効果もセットです。

眠りが浅く、夢も見やすくなります。

これでは、寝つきがよいだけで、質の低い睡眠ということになってしまいます。

アルコール依存患者、糖尿病患者は睡眠障害も抱えていることが多いのですが、これが理由です。

スマホやテレビについて

ブルーライトについてですが、脳は青系の光を「昼間の青空の光」だと認識します。

つまり覚醒効果があるということです。

このため、寝る前のスマホ・テレビはよくないと言われているのです。

またゲームやテレビ番組、スマホでのSNSも、「楽しい」と感じることで交感神経が優位になるため、寝つきが悪くなります。

寝る前は、脳がリラックスを感じる赤系の光を多めにするとよく、またアドレナリンが出るような余暇は避けるべきでしょう。

食事をとると眠くなる・・・

食事をとると眠気が出てきますね。

しかしこちらも、質の低い睡眠につながります。

疲労を回復し、睡眠の質を高める成長ホルモンというものがあります。

食後で血糖値が上がっている状態だと、この成長ホルモンが分泌されなくなってしまうのです。

寝る2時間以上前に食事は済ませておきましょう。

 

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