「何もかも上手くいかない」 「自分は何をやってもダメ」 と落ち込んでしまう人へ
目次
週の終わり/始まりのメンタルケア講座! その10
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
今日は、「何もうまくいかない」って落ち込んでるときの対処法だよ!
こんなお悩みありませんか?
- 自分は何をやってもダメだ、と思う。
- 上手くいかないことが多すぎる。
- 仕事も勉強も、苦手なことばかり。
- 対人関係も成績も、一向に上向きにならない。
誰だって「休みたい」ときはある!
何もうまくいかない、自分はダメなんだ・・・と落ち込んでいる人は、もしかしたら、
「完璧にやらなきゃ!」
「間違えちゃいけない!」
という完璧主義があるのではないでしょうか。
学校の勉強で手を抜いてはいけないし、仕事でも休んではいけない。
部活でも一生懸命に取り組まなきゃいけないし、趣味だって妥協できない。
そんな気持ちは大切ですが、それではいつか潰れてしまいますよ!
妥協しないことの何がいけないの?
そもそも、何事も全て100%完璧に、というのは、どんな人にとっても不可能です。
私たちから見ると「あの人は何でもできてすごいなぁ」という人だって、
何かしら失敗を経験しているし、必ず悩みを抱えて苦しんでいる場面もあります。
完璧にこなすことができれば、ほめてもらえるし、自分でも満足できるでしょう。
しかし、全てのことを完璧にする必要はないのです。
なぜ妥協を許せないのか
では、どうして「全部カンペキにやらなきゃ」と自分を追い立ててしまうのでしょうか。
それは、小さいころの育ち方、初めての仕事の環境が影響しています。
幼いころから、頑張らないとだめ、一生懸命やることが正しいこと、と教わって育ってきていませんか?
学校などでも、一生懸命にやることが素晴らしくて、手を抜くのはだめなこと、と言われた経験はありませんか?
職場でも、休憩をとることに引け目を感じたり、辛くても耐えたりしていませんか?
そういった環境に身を置き続けていることで、
失敗したら落ちこぼれだ、ミスがあったら責められる、と決めつけてしまうようになります。
失敗やミスを許せない人へ
先ほども述べましたが、私たちから見たら完璧人間な人でも、悩みや失敗を抱えて生きています。
誰にだって、何事も全て完璧に、というのは無理だということです。
ここまで理解することはできても、
「とはいえ、自分のやっていることは、何もうまくいかない。」と思ってしまっていませんか?
そんな人は、自分の目の前のことしか見えなくなってしまっています。
目の前のことしか見えない自分から離れる
「何もかも完璧」ということが不可能なように、「何もかもうまくいかない」ということもないのです。
自分が集中していることがうまくいかないと、心の中はネガティブに。
そして視野が狭まって、あれもこれも、とうまくいかなかったことばかりを思い出し、
結果、「何もかもうまくいかない」、「何をやってもだめ」、と自責に。
しかし、この視野が狭まっている状態では、逆になにも上手く行きません。
うまくいったことを1つでも思い出してみましょう。
視野を広げるためにできること
うまくいったことなんてない、という人へ、思い出してみてほしいことがあります。
嬉しかったこと。
美味しかったこと。
運が良かったこと。
体調不良がないこと。
これらは、視野が狭い状態だと見えなくなってしまうもの。
しかし、「何もかもだめ」ということはなく、嬉しい体験や幸せな体験は、必ずあるのです。
仕事も対人関係も、カンペキなんて無い!
仕事や対人関係でうまくいかない、何をやっても辛い、という人へ。
もしかしたら、真面目なあなたは、誰が見ても嫌な上司、後輩にとって嫌な先輩など、
辛い人間関係を何とかしようと対策を考えていませんか?
でも、それはきっとうまくいきません。
何故なら、自分を変えることはできても、他人を変えることはできないからです。
「あなたのこういう性格は問題なので、変えてください」と要求しても、
本人が必要性を感じていなければ性格や欠点は改善されません。
ましてや対人関係では、そんな要求をしようものなら関係がなおさら悪化してしまうため伝えることもできません。
人を変えようと苦悩しても、それは失敗が当然です。
そのことに集中してしまうがあまり視野が狭まり、失敗して落ち込む・・・
これは一人で落ち込むループを生み出していることに他なりません。
辛いこと、失敗したことを受け止めないと繰り返す
辛いということを受け止めて、苦手な相手と距離をおく。
失敗したということを受け止めて、次の方法を考える。
苦手な相手だということを認める。
自分が何とかしよう、と思うと失敗してしまいます。
自分の受け止め方、捉え方をひとつ変えることで、視野が狭まり、落ち込みのループに入ってしまうことを防げるのです。
苦手な相手と向き合う必要もなく、全て完璧に遂行する必要もないのです。
自分はここまで、辛い失敗を乗り越えて頑張ってきた人だということを認めてあげましょう。