疲れた時こそ運動!? ベッド直行とスイーツがNGな理由

週の終わり/始まりのメンタルケア講座! その12

一週間の終わり、新しい一週間の始まり。
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
勉強や仕事、人間関係、いつも頭がフル稼働していて、疲れちゃうよね。
現代社会はストレス社会。疲れてしまうのは当然。だからこそ、正しい回復方法を覚えておこう。

こんなお悩みありませんか?

  • 日中はネガティブになりやすい。
  • 仕事がツラい・・・。人間関係が面倒だ・・・。
  • よく眠れていない。もっと寝たい。
  • 休日はしっかり疲れをとりたい・・・。

日々忙しく動き回り、周囲へも気を遣い、家へ帰るとクタクタ。

リス太君も言うように、誰だって疲れてしまって当然です。

疲れたときの回復方法、間違えていませんか?

疲れたときにやってしまう! NG習慣とは


疲れたー!

と感じたとき、あなたならどうしますか?

頭を使ったから、チョコレートをひとつまみ。

自分へのご褒美で、ケーキ。

手っ取り早くラーメン。

帰ったらそのままベッドに直行。

スマホやゲームでストレス解消。

・・・どれも疲労回復には逆効果ですよ!

疲れたときに必要なもの① 栄養

疲労を解消してくれるのは、まずは栄養です。

脳へのエネルギーとしてブドウ糖を多く含む炭水化物や糖質、そしてその吸収を助けるビタミン・ミネラル。

タンパク質も摂取しないと、吸収をする体そのものを作ることができません。

栄養が疲れを除去するためには欠かせません。

疲れたときに必要なもの② 休息

心や体の疲労をとるため、人体は睡眠を欲します。

嫌なことがあったとき、寝て起きたら少し楽になっていた・・・と言う経験もあるでしょう。

入浴をしたり、リラックスできる空間でゆったりとくつろいだりして、日々の疲労を解消しています。

睡眠やリラックスは、私たちにとって必要不可欠なものです。

では何で、ご飯や直行がダメなの?

まず栄養分ですが、疲労している・空腹な状態での糖分・炭水化物は、血糖値を急上昇させます。

急上昇した血糖値を下げるため、インスリンという物質が出てきて血糖値を下げてくれるのですが、

血糖値が急にあがってしまえばインスリンも過度に分泌されてしまい、今度は急激に血糖値が下がってしまいます。

結果、吸収した栄養が脳に行き渡らず疲労もとれません。

ただ「血糖値の乱高下」「インスリン過分泌」で体に大きな負荷をかけただけになってしまうのです。

それどころか、血糖値が下がりすぎて、逆に集中力や論理思考力が落ちる、イライラする、動悸がする、などの症状も出ることがあります。

また休息についても、質の良い休息のためには、副交感神経が優位になっている状態でないといけません。

十分にリラックスし、深部体温が徐々に下がっている状態で眠りにつくことで、自然で、質の良い睡眠がとれるのです。

通勤直後、仕事終わり直後は交感神経が優位になっているので、ベッド直行はよくないのです。

ゲームやスマホもストレス解消にはなりますが副交感神経を高めてしまうのでリラックスとは程遠いものなのです。

じゃあどうしたら疲労回復できるの!?

食べ物をとるの際は血糖値の乱高下を防ぎ、また休息をとる際は副交感神経を高めることがポイントになります。

まず食事ですが、血糖値を急上昇させる炭水化物・糖分はできるだけ控えます。

炭水化物や糖分をとるのであれば、ビタミン・ミネラルやたんぱく質を先に摂取してから。

しかしもちろん、気分転換にスイーツがとりたい、とか、職場や学校だからチョコレートだけ、ということもあると思います。

その場合は摂取した直後に、階段の昇降などの軽い運動をして胃腸以外の血液を循環させてあげましょう。

胃腸への血液の集中を避けることで糖分の吸収が穏やかになり、血糖値の乱高下を抑えることができます。

また休息についてですが、副交感神経を高めるためには、ゆったりとした腹式呼吸、適切な入浴、リラックスした状態を作る、といったことが必要。

リラックスした状態を思い浮かべ、肩の力を抜いて呼吸もゆっくりになっている状態が理想ですので、ストレッチやヨガなどがおすすめ。

入浴では、熱すぎず温すぎない適度な温度のお湯に肩まで浸かり、体の芯を温めましょう。

急激に体を冷やさずリラックスしたまま徐々に放熱されることで、深部体温をゆっくりと下げて自然で質の高い睡眠をとることができるのです。

学校や職場でも、パソコンや書類の前にいると交感神経が優位なまま。

休憩時間は席から離れて外の景色を眺めてみたり、目を閉じてリラックスできる場所で心地よくくつろいでいる自分を思い浮かべてみたり。

リフレッシュの際はゆったりと過ごしましょう。

 

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