紹介!コミュニケーションのテクニック ㉖ ~職場で役立つ!シチュエーション別対応リスト~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
シチュエーション別対応リスト
今回は、仕事をしている中で起こるかもしれない様々なシチュエーションを例にして、適切な対応を紹介していきます。
飲み会が盛り上がっているが途中で退出したい
その後の予定があるなど、職場での飲み会を途中で退出しなければいけない、といったシチュエーション。
盛り上がっているほど、その場を去るという話は出しづらいものです。
しかし、だからといって何も言わずにその場を去れば、悪い印象を与えてしまうでしょう。
「盛り上がっているときにすみません。帰りの電車がなくなるので私はここで失礼します。ありがとうございました!」
このように、しっかりと理由を伝えて声掛けするようにしましょう。
理由は必ずしも本当のことでなくても構いません。
「明日早起きしなければならないので」「家族の体調があまり良くなく心配なので」などといった理由でも大丈夫です。
相手が忙しそうにしているときに話しかけたい
仕事において「報・連・相」は非常に重要です。
しかし、報告や相談をしようとしたら、その相手が忙しそうにしている、というのも職場ではよくあることです。
相手の邪魔になってしまうと思うと言い辛いものですが、その報告や相談をしないと自分の仕事が遅れ、返って他の人達に迷惑をかけてしまうこともあります。
「○○の件で相談があるのですが、5分ほどお時間を頂けますでしょうか」
このように、「何の件で話をしたいのか」「どれくらいの時間が必要なのか」を明確にしてひと言で伝えることで、相手もそれを優先するかどうかを考えやすくなり、また今すぐがダメならいつ話すか、といったことを決められます。
忙しい同僚に仕事をお願いしたい
上記は忙しそうな相手に話しかけるというシチュエーションでしたが、時にはそれだけでなく、仕事をお願いする必要があるといった場面もあるかもしれません。
ほかの人に頼むのは勇気がいることですが、すべて自分で抱えようとすれば体や心を壊す原因になってしまいますし、それで仕事が遅れれば会社のためにもなりません。
「忙しい中申し訳ないんだけど、この仕事をお願いできないかな。〇日までに提出する必要があるんだ」
時にはこのように、理由などを述べた上で頼んでみることも必要なことですよ。