みんなイライラしないの? 小さなイライラを解消する方法
来週のための、週末メンタルケア講座! その17
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
こんなお悩みありませんか?
- 日中はネガティブになりやすい。
- 仕事がツラい・・・。人間関係が面倒だ・・・。
- よく眠れていない。もっと寝たい。
- 頭が働かない・・・
忙しい時、期限が迫っているとき、追い詰められたとき。
そんな時はどうしてもイライラしてしまいがち。
誰だって追いつめられるとピリピリしてしまうのです。
これは自分に起こる危機を察知して起こるものなので、当然のこと。
でも、周りを見渡すと、忙しくてもピリピリどころか、温和。
自分より忙しいのにどうして?
イライラしてしまいがちなタイミングで、私たちはどうしたら落ち着くことができるのでしょうか。
なんでみんなイライラしないの?
どうして周りの人たちは、忙しくても、大変でも、落ち着いて優しく振るまってくれるのでしょうか。
答えは簡単、自分の感情にちゃんと気が付けているからです。
今ツラいなぁ、とか、イライラするなぁ、とか、その時々の自分の感情を観察できていれば、対処方法もすぐ見つかるものなのです。
しかし、自分の感情の変化にすぐに気が付くことができる人というのは、意外と少ないもの。
かなりの人が、自分の感情に気がつくことができないまま、ストレスとしてため込んでしまいます。
先ほども述べましたが、誰にだって必ず、イライラしたりピリピリしたりすることはあるのです。
それに気が付かずにいると、対処できずにストレスが膨らんで、そのうち爆発してしまうのです。
爆発してしまうと、周囲の人を攻撃したり、キツくなったり、そうでなくても自分はダメなんだと自責したりと、負のループにはまり込んでしまいます。
そんな状況は避けたいですね。
どのようにしたらよいでしょうか?
小さなイライラ、これで解決!
アンガーマネジメント、という怒りのコントロール方法をご存知でしょうか。
リスタートではおなじみ、心理学に詳しくご存知の方もいらっしゃるでしょう。
怒りは他人に向けてしまうと、対人関係を壊してしまい、最終的には自分が後悔することになります。
そんな状況を防ぐため、アメリカでうまれた怒りのコントロールのテクニックが「アンガーマネジメント」です。
いくつか方法があるのですが、その中のひとつに「イライラしたら数を数える」というものがあります。
そんなことでイライラが解消できるのか? とお思いの方も多いと思うのですが、実際に効果があるということが実証されているものです。
もちろん、感じたイライラ・怒り全てが即座に解消できる、というものではありません。
しかし数を数えるだけで、イライラに向きっぱなしの自分の意識を、現実に引き戻すことができるのです。
イライラしたな、怒っているぞ、と感じたら、その瞬間から10秒数えるだけです。
疑っている人ほど一度試してみていただきたい方法です。
イライラがゼロになることはありませんが、他人を攻撃してしまいそうなほどのエネルギーを、少しでも緩和できればそれはあなたにとってプラスなはずです。
誰にだってあるものだからこそコントロールしよう
どうして自分ばかり。
辛い思いをしているのは私だけ。
誰もこんなに大変じゃないのに。
そんな風に感じている人、強く感じている時ほど、自分の「イライラ」「怒り」「モヤモヤ」「不安」などの感情に気が付けないものです。
しかしそういった感情をためこみすぎると、交感神経を刺激しすぎて、高血圧、心筋梗塞など健康上のリスクも高まります。
怒り、不安、悲しみ、といった感情は誰にだってあるもの。
それなのに、それらの感情にマイナスのイメージを持ってしまっていませんか?
誰かに八つ当たりしたり、自分を過度に責めてしまったりするイメージがあるから、マイナスなものだと思ってしまいがちなのです。
怒りも悲しみも、誰にだってあるもの。
ですから、その感情が自分にも存在しているということを認めてあげましょう。
「こんな感情はあってはいけない」「こんな自分ではいけない」と怒りや悲しみを排除してしまおうとすると、さらにストレスをためこんでしまうことになります。
「私は今イライラしているぞ」「今、とても悲しい」と自分の気持ちに気付いて、認めてあげるとよいでしょう。