祝日プログラム「自己表現タイプ診断」

祝日プログラム

今日は祝日開所日ですね。

今回の特別課題は、自己表現の3つのタイプについてです。

自己表現の3つのタイプ

コミュニケーションというものは、大きく分ければ相手の意見を聞くことと、自分の意見を伝えることに分けることができます。

このうち、自分の意見を伝えることにこだわりすぎると、主張が強すぎる人間に見えてしまい、悪印象を与えてしまいます。
しかし、だからといって聞き手に回ってばかりでは言いたいことを言うことができず、モヤモヤを溜めてしまいます。

「アサーション」とは、直訳すると「主張・断言」といったニュアンスの言葉になりますが、コミュニケーションにおいては「相手を傷つけず、なおかつしっかり主張は行う」という意味の言葉として用います。
自分と相手の双方を大切にすることで、相手を傷つけず、自分が辛くなるわけでもない円滑なコミュニケーションが可能となるのです。

アサーションの考え方では、自己主張のパターンを以下の3つに分類して考えます。

攻撃的自己表現

攻撃的自己表現とは、自分の意見を主張することを優先し、相手の意見や考えを蔑ろにする自己表現のタイプです。
物事の勝ち負けにこだわり、自分の意見が通らないと負けたような気がして腹が立つ、といった人は、このタイプが強いかもしれません。

非主張型自己表現

非主張型自己表現とは、自己主張が苦手で、ほかの人の考えが自分と違ったら、自分の意見は伝えずにそちらに合わせようとする自己表現のタイプです。
曖昧な表現で物事を明確にすることを避けようとしたり、言い訳をすることが癖になったりしているという人は、このタイプが強いかもしれません。

アサーティブ

アサーティブとは、アサーションの考え方そのものである、自分も相手も大切にする自己表現のタイプです。
自分の意見は伝えるものの、それを相手に強制するのではなく相手の考えも尊重することで、お互いが納得のできる着地点を探していくことができます。

自己表現タイプ診断

以下の質問に対し、〇か×かを考えてみてください。

項目A

1.人に弱みを見せることにためらいを覚えが
2.人のミスや良くないところを指摘することが多い
3.自分の思った通りに物事が進まないと腹が立つ
4.人への主張が激しくなりやすい
5.自分の意見を否定されたとき、強く怒ってしまう  

項目B

1.人前に出たり意見を言ったりすることが苦手
2.自分に自信を持つことができない
3.人に合わせて行動し、自分の意見を押し殺してしまう
4.人に認めてもらいたいと強く思うことがある
5.人に自分の意見を否定されたとき、仕方なく受け入れてしまう

項目C

1.人に対して自分の正直な気持ちを話すことに抵抗がない
2.いつでも能動的に行動できる
3.たくさんの人がいる場面でも自分の意見が言える
4.あまり得意でないタイプの人とも自然に話せる
5.自分の意見を否定されてもネガティブにならず、受け入れられる

項目Aの〇が一番多い人は攻撃的
項目Bの〇が一番多い人は非主張型
項目Cの〇が一番多い人はアサーティブ

な自己表現のタイプがメインになっていると考えられます。
複数の項目で〇の数があまり変わらないという人は、職場や家庭、友人の前など、関係性によって使い分けているのかもしれません。