ワンランク上の感情ケア ~その26 相手の機嫌が読み取れない時の不安~
目次
メール、SNS・・・相手の機嫌がわからない!
- 老後のことが心配。年金、貯金・・・
- 仕事の不安がいつまでも続く。
- 怒られそう、失敗しそうだと不安になってしまう。
- 焦燥感で何も手に付かない
- どうしようもない不安を感じるのがストレス。
返信が遅い。もしかして機嫌を悪くしてしまったかも?
ぶっきらぼうに見える返信、もしかしたら怒っている?
かといって、確かめる方法もない・・・
・・・
このような不安を感じたことはありませんか?
メールやSNSでは、相手からの反応だけでは、気分や本音を汲み取りにくいもの。
最近ではリモートワークも盛んになり、実感している人も多いのではないでしょうか。
もしそんなふうに感じたことがあるのなら、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
不安がきっと薄らいでいきますよ。
文字だけだから、不安になって当然! どうしたらいい?
返信が遅い、ぶっきらぼうに見える・・・
こちらまでなんだかそわそわしてしまいますね。
しかし、先程の例のように「もしかして機嫌を悪くしてしまった?」とか、「もしかしたら怒ってる?」といったことは、言ってしまえば「妄想」です。
SNS、メール、社内チャット、どれをとっても、相手の顔色や表情、声色もわかりません。
しぐさ、表情、声色、といった「言語」ではない情報が、印象の7割をも占める「メラビアンの法則」をご存知ですか?
対面であれば、それらの「非言語情報」からほとんどの判断ができますが、逆に言えば、文字だけでは相手の本心はほとんど判断できないのです。
相手が見えないほうが調子がいい人もいる!
返信が機嫌が悪そうに見える。
いつもより仕事の速度があがっている同僚、もしかして焦っている?
リモートワークになってからそのように感じた人もいるのではないでしょうか。
しかし、事実として、通勤というストレスがなく、自宅で一人、もくもくと作業ができるほうがよい、という人もかなりいます。
返信だけ見て「機嫌が悪い?」「怒っている?」と感じたり、「自分が焦らせてしまっているのでは?」と不安になることもあるかと思いますが、
相手は実際は、とても効率よく、気分よく仕事をしているかもしれません。
それが読み取れないのがリモートワークです。
ですから、「もしかして・・・?」と勘ぐって不安になるのは当然ですが、しかしそれに振り回されてもいけないのです。
文字から妄想すると、逆にすれ違いが!
もしかして怒ってる?
先に謝っておいたほうがいい?
なにかフォローを入れるべき?
・・・文字だけでは不安になるばかりで、判断が難しいもの。
空気を読んで、相手の気分・気持ちに合わせた言葉をかけたいから、ぜひ本心は知りたいものですね。
SNSやメールなど、文字だけでは相手の本心を察するのが難しく、ネガティブな妄想をしてしまいがち。
言葉・文面だけから相手の気持ちを読み取ろうとすると、それは妄想になってしまい、実際の相手の本音とはかけはなれたものになってしまうのです。
そうすると、こちらからの返答とも噛み合わず、すれ違いが大きくなっていき、逆効果。
どうしたらよいのでしょうか。
文字だけでも解決する方法がある
そんなときは、「確認」が非常に有効です。
「もしかして、都合が悪かった?」
「何か至らない点はありませんでしたか?」
気になっていることがあって妄想に突入してしまうよりも、その気になっている点をこちらから確かめたほうがよほど正しい情報を得られます。
言語情報は、そのまま受け取るだけでは不完全で、妄想になってしまい、すれ違う。
それよりも、こちらも情報を渡して、正しいのか誤っているのか、必要なことはないのかを確認したほうがよいのです。
相手だって、こちらの機嫌が気になっている
こちらが「もしかしたら怒ってる?」と感じるのと同様、相手もあなたのことを怒っているかも、と感じることがあるのです。
ですから、言葉を柔らかいものにしてみる、可能なら絵文字・顔文字などを入れてみる、といった形で、相手に勘違いさせないような工夫をするとよいでしょう。
怒っていないときに深読みされて「もしかして怒ってる?」と聞かれても戸惑ってしまうでしょう。
相手が深読みしなくてもいいような言語情報を、こちらも意識していきましょう。