コミュニケーション「若者の選挙での投票率を上げる方法」/認知行動療法講座「自動思考をチェックする」

コミュニケーションプログラム「若者の選挙での投票率を上げる方法」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていくことで関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「若者の選挙での投票率を上げる方法は?」

本日のコミュニケーションプログラムでは上記のテーマで利用者さんに発表してもらいました!

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • 義務教育の教育に盛り込む
  • 動画配信サービスで選挙情報を流す
  • 若年層が共感する人が出馬する
  • “インスタ映え”などの若者文化を取り込む

日本の若者の投票率はよくないとニュースで話題になりますよね?

リスタートでは日本の若者の低い投票率に終止符を打つべく

問題点を洗い出し改善案を国会に提出したいと思います!

なんて言うと大げさですが、それくらいの気持ちで考えてもらいました!

認知行動療法講座

前回は、10種類の認知の歪みについて紹介しました。

今回は、自動思考に含まれる認知の歪みを見つける練習をしていきます。

自動思考をチェックする

自動思考の中に、特徴的な認知の歪みのうち当てはまるものをすべて探し、それが当てはまっているとする理由を書いてみましょう。

まずは、10種類の認知の歪みを復習しておきます。

①白黒思考
曖昧な状態を許容できず、物事すべてを白か黒かと極端に二分して考えてしまう。

②極端な一般化
1度や2度起こっただけの失敗・悪い出来事を、常に当然のごとく起きるコトだと思いこむ。

③心のフィルター
ものごとの良い部分をまるで意識できなくなり、悪いことばかりを思い出してしまう。
目の前にキレイな景色が広がっていても、ほんの小さなゴミが落ちていたら、それしか目に入らなくなる状態。

④マイナス化思考
良い部分を遮断する心のフィルターに対して、マイナス化思考は良いことを良いと考えられなくしたり、良いことを悪いことに置き換えてしまう。

⑤結論への飛躍
明確な根拠がないにも関わらず結論付けてしまう。“心の読みすぎ”と”先読みの誤り”に分類できる。

・心の読みすぎ
人の断片的な行動や発言で、その人がどう思っているかを決めつけてしまう。

・先読みの誤り
だれにもわかるはずがない将来を決めつけてしまう。

⑥過大評価・過小評価
自分の失敗や悪いところを必要以上に大きく、自分の成功や良いところを極端に小さく考える。
あるいは他人の場合はその逆に考える。

⑦情緒的な理由付け
その時の自分の感情に基づいて現実を判断する。

⑧べき思考
「こうするべきだ」「ああするべきではなかった」と過去を思い出して悔やんだり自分の行動を自分で制限する。
自分で考えた基準を絶対のものとして考える。

⑨レッテル貼り
自分や他人に柔軟性のないイメージを創り上げて、そのイメージを固定してしまう。

⑩自己関連付け
何か悪いことが起きると、それが自分に関係なくとも自分のせいであると責める。

例1

状況:昼頃、友人にメールを送ったが、夜になっても返事が来ない。

自動思考①: 私のメールが気に障ってしまったんだ。

この場合、当てはまる認知の歪みは「⑩自己関連付け」です。

「メールを送ったが返ってこない」という状況が、自分のせいであると決めつけてしまっています。

実際にはまだ見ていないだけかもしれないし、見たものの忙しかったのでまだ返していないのかもしれません。

あるいは、「今度直接会ったときに返事をしよう」なんて考えている可能性もありますね。

自動思考②:私は友人に嫌われている。どうして自分はいつも人とうまく付き合うことができないんだろう。

この場合、当てはまる認知の歪みは「②極端な一般化」と「⑤結論の飛躍」のうち「心の読みすぎ」です。

返事が来なかったことを、これまでにあったうまく友人とコミュニケーションを取れなかった場面などと結びつけて「いつもうまくいかない」と考えているようですが、実際には関係が続いている人もいたり、一度うまくいかなくても再度仲良くなれた人などもいるのではないでしょうか。

また、「友人に嫌われている」というのも、根拠のない思い込みなのです。

 

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