ビジネス実務マナーチェック!…⑯
「ビジネスマナー」は、社会人が企業で働くうえで必要とされるマナーの総称。
相手に対して「不快な思いをさせない」「迷惑をかけない」ために必要不可欠なビジネスマナー。
あなたはどのくらい知っていますか?
リス太くんと一緒に「ビジネス実務マナーチェック!」で問題を解きながら、ビジネスマナーを身に着けていきましょう!
ケース① 社内の人の呼び方
昨日、先輩から社内の人の呼び方について注意されちゃったんだ。
K君は、先輩から社内の人の呼び方を注意されました。
次の5つの中から、K君が注意されたものを全て選びましょう。
- 自分(K)を「僕」
- 係長(大森隆司)を「係長」
- 同僚(大宮英二)を「英二君」
- 先輩(花田由香)を「花田先輩」
- 課長(水川順二)を「水川課長さん」
ケース② 上司や先輩に対して…
書いておけば忘れることもないでしょ?
新人のK君は上司や先輩に対して日ごろ心がけていることをまとめました。
次の5つの中から、不適当なものをひとつ選びましょう。
- 呼ばれたら、仕事をしている手を止め、すぐに「はい」と返事をする。
- 仕事で注意されたら、事情があってそうなったとしても、言い訳はしない。
- 仕事に関係があるとは思えない雑用でも、指示された時は、間を置かずにすぐとりかかる。
- 気安く声をかけられた時でも、言葉遣いや態度に気を付け、礼儀をわきまえて応じる。
- 新人だから、話しかけた時は話すが、自分からは話しかけないようにする。
回答・解説
A.自分(K)を「僕」:NG
正しくは「私」
B.係長(大森隆司)を「係長」:YES
もしくは「大森係長」
C.同僚(大宮英二)を「英二君」:NG< 正しくは「大宮さん」
D.先輩(花田由香)を「花田先輩」:NG
正しくは「花田さん」
E.課長(水川順二)を「水川課長さん」:NG
正しくは「課長」もしくは「水川課長」
よって、不適当なのは【A、C、D、E】の4つ
A.仕事に関係があるとは思えない雑用でも、指示された時は、間を置かずにすぐとりかかる。:YES
掃除、ごみ捨て、コピーなどの雑用は、仕事に直接関係ないように見えますが、どんな仕事も小さい業務の積み重ねであり、雑用ももちろん仕事のひとつです。仕事に関係があると思えないからといって、取りかかるのに時間かけたり、後回しにするということは、今後すべての仕事に対しても、粗末に取り組む人なのだと思われてしまいます。雑用でも間を置かずにすぐとりかかりましょう。
B.呼ばれたら、仕事をしている手を止め、すぐに「はい」と返事をする。:YES
作業に集中していると、つい手も止めず、目線もそのままに返事をしてしまいがちですが、これでは仕事への姿勢を疑われてしまいます。呼ばれたら相手の方に目線を合わせて、「はい」と返事をすることで、「しっかり話を聞いてくれる」という姿勢と、仕事に対して前向きな印象を与えられます。
C.仕事で注意されたら、事情があってそうなったとしても、言い訳はしない。:YES
自分には落ち度がないと思っているのに注意されると、残念な気持ちになり、つい「自分のせいではありません」と言いたくなりますが、単純に自分の判断ミスをしているかもしれません。また、他の人の名前をあげたとしても「ミスをした挙句、他人のせいにする人」と思われてしまう可能性も。仮に自分には責任がなくても「注意されたことは素直に謝れる人」とポジティブな印象を持たれるようにしましょう。
D.気安く声をかけられた時でも、言葉遣いや態度に気を付け、礼儀をわきまえて応じる。:YES
入社して時間が経つと、上司や先輩に親しげな言葉遣いで話しかけられるようになることもあります。しかし、親しくなったとしても、相手が上司、先輩であることに変わりはありません。敬語やあいさつなど、礼儀をわきまえた対応を心がけましょう。
E.新人だから、話しかけた時は話すが、自分からは話しかけないようにする。:NG
新人は早く仕事を覚えるために、分からないことは自分からたずねることが大切です。また、周囲とよい関係を築くためには、自らコミュニケーションを取ることも必要です。したがって、自分から話しかけないようにする、という事は不適当ということになります。
よって、【E】が不適当