ワークショップ「海の上の売り上げを2倍にするには」/自己分析「自分を許すということ」
ワークショップ「海の上の売り上げを2倍にするには」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「海の上の売り上げを2倍にするには」です。
利用者さんからは、以下のような意見がありました。
このテーマについての利用者さんの意見
- 酒類を店外で提供することで回転を速める
- 夜には昼とは違う料理等を提供することで、昼以外にも集客を狙う
- 外部とのコラボにより、普段海に来ないような顧客にも興味を持ってもらう
- タピオカなど、流行のものを取り入れることで若者にアピールする
海の家がテーマということで、一般的な飲食店との違いを考えたり、普段来ない客に注目するのか、普段来る客に注目するのかなど定義をはっきりさせることで、説得力のある意見になりますね!
自己分析講座
前回は、「メタ認知」について紹介しました。
今回は、「自分を許す」ということをテーマに考えていきます。
自分を変えられるのは自分だけ
これまでのプログラムの中で、自分自身の嫌いな部分や、やりたいことをやるのを邪魔している、生きづらくしている考え方が、今に至るまでの様々な経験によって培われてきているということについて考えてきました。
今の自分ができた原因は、周囲の環境や、特定の誰かの行動にあったかもしれません。
しかし、例えそれを恨んだとしても、今の自分を変えることはできません。
また、今後、周囲の人たちが自分の望むように関わってくれるように願っても、思った通りにはなりません。
自分以外の人に期待したり、依存したりしても、思い通りの結果は得られないのです。
人から与えてもらうことを目的とするのではなく、自分で自分を大切にしてみてください。
それが、自分を生きづらくしている考えを変えることに繋がるはずです。
自分を変えていくために必要なのは、「許すこと」「認めること」「褒めること」です。
「許す」ということ
「許す」という言葉には、2つの意味合いがあります。
ひとつは、「なにかすることを許可する」という許す。
もうひとつは、「憎しみや恨みのような気持ちを手放す」という意味の許すです。
例えば、会社で部下がミスをしてしまったとき、それぞれの「許す」にはこんな違いが出ます。
前者の意味:「ミスしてしまっても別に良い。これから先もミスをしたとしても仕方がないこと」というように、ミス自体をしても良いものと許可する。
後者の意味:「新人でミスしやすかった」「悪意がなくともうっかりしてしまうことはある」といった背景を認め、ミスをした部下を責めることはしないが、ミスそのものはよくないこととして許可しない。
「自分を許す」というのは、前者の意味で「許す」ということです。
「許す」ことと、「すべて肯定する」ことは違います。
何かミスをしたり、うまくいかないことがあったとき、自分自身を責めたり、上手くいかないことを恨んでしまっている場合には、そんな自分を「許す」必要があります。
しかし、してしまったミスや、うまくいかなかったことについては認めて、改善を目指す必要があるでしょう。