目指せ就職! リスタート面接突破講座⑪ ~面接官が知りたいことはたったの2つ!~
リスタート面接突破講座
就労移行支援事業所 リスタート に通う利用者さんの第一の目標はやはり就職!
リスタートでは、就職した後に安心して働いていくことができるように考え方やストレスケアなどについても一緒に考えていきますが、やはり面接の準備が必要なことは間違いありません。
この講座では、面接を突破するための心構えや必要な準備について紹介していきます!
面接官が知りたいことはたったの2つ!
これまでのリスタート面接突破講座では、主に「どのように話すか」について説明してきました。
これは、人が話の内容よりも話し方からその人の印象を受け取るからなのですが、もちろん話の内容はどうでもいいというわけではありません。
そのために押さえておく必要があることは、「採用側は何を知りたいか」ということです。
面接においては様々な質問が投げかけられますが、「言葉通り」に返答しても、相手が知りたかった回答にならない場合があります。
面接官は、「自社で働いてもらう人」を探すために面接をやっています。
ですから、面接で知りたいと思われていることは、大きく分けて「何ができるのか」と「どう思っているのか」の2つだけです。
そこでポイントとなるのが、「相手の立場になってみる」「相手はどう思っているのか、相手の気持ちになってみる」ということです。
選ぶ側の気持ちで考えてみる
あなたが、何かしらのグループを作る必要がある場面を想像してみてください。
何かの研究や勉強のためのグループでも良いですし、趣味のためのサークルを立ち上げると考えてもらっても構いません。
そのグループには、前から知っている人や友人なども入るかもしれませんが、今までまったく知らない人も何人か立候補してきました。
しかし、人数には限りがあり、あと1人しか入ってもらうことができません。
さてこんなとき、どんな人だったら入ってもらいたいと思うでしょうか。
・初対面の相手であれば、「どんな人で、どんな風に考えているのか、何ができるのか」を説明してくれないと選びようがない
・こちらの質問にちゃんと回答してくれないと、上手く意思の疎通ができないと思ってしまう。こっちが言っていることもきちんと聞いてほしい
なんていうように思うのではないでしょうか。
このように、選ぶ側の立場を想像してみることで、相手の質問に対してどのような回答をするのが望ましいのかが見えてきます。
例えば、障害をオープンにしての面接ではほとんどの場合に聞かれる質問に、「通院はしていますか?」というものがあります。
この回答、「はい」か「いいえ」で答えられるので「はい」で終わらせたくなってしまうかもしれませんが、相手の立場からすればどうでしょう。
「通院によって、仕事に来れない日はあるのかな。あるとすれば、どれくらいの頻度なのかな」
というのが、一緒に働く上で必要となる情報なのではないかと想像できます。
そのため、「月に1度、通院しています。通院は土曜日なので、仕事には影響なく通うことが可能です」
というように、相手の知りたいことに合わせた返答ができれば望ましいでしょう。