ビジネス実務マナーチェック!…31
「ビジネスマナー」は、社会人が企業で働くうえで必要とされるマナーの総称。
相手に対して「不快な思いをさせない」「迷惑をかけない」ために必要不可欠なビジネスマナー。
あなたはどのくらい知っていますか?
リス太くんと一緒に「ビジネス実務マナーチェック!」で問題を解きながら、ビジネスマナーを身に着けていきましょう!
ケース① 下座はどこ?
K君は、いろいろな場面での下座(末席)を調べました。
( )内の選択肢から選び、番号で答えましょう。
- タクシーでは、(①運転席の後ろ ②運転席の隣 ③後部座席の真ん中)の席。
- 列車や飛行機では、(①窓側 ②真ん中 ③通路側)の席。
- 応接室では、(①出入り口から一番遠い ②出入り口に一番近い)席。
- 祝賀会場では、(①ステージから一番遠い ②中央 ③ステージに一番近い)
ケース② 研修会の報告書
K君は、業界団体が主催した研修会に参加した翌日、課長から「受講報告書を提出するように」と言われました。
次は、K君が報告書に書いたことです。
中から、不適当と思われるものをひとつ選びましょう。
- 日時と会場
- 研修プログラム
- 講師名とプロフィール
- 名刺交換した人数
- 受講した感想
ケース③ ルーティンワークって?
次は、K君が先輩から「ルーティンワーク」について指導されたことです。
次の中から、不適当と思われるものをひとつ選びましょう。
- ルーティンワークは簡単そうに見えるが、準備して計画的に行わないと完全にはできない。
- ルーティンワークは日課のように行う仕事だから、上司の指示をいちいち待たず自発的に行ってよい。
- ルーティンワークはやらなければいけないこととして、あらかじめ分かっている仕事なので、上司への報告はしなくてよい。
- ルーティンワークはやり方が決まっているので、手順を覚えて早く正確に処理できるようになること。
- ルーティンワークはは単純な仕事と思われがちだが、間違いなく行うには気を抜かずにやることが必要だ。
回答・解説
(1)-② タクシーでは、運転席の隣が下座
(2)-② 列車や飛行機では、真ん中の席が下座
(3)-② 応接室では、出入り口に一番近い席が下座
(4)-① 祝賀会場では、ステージから一番遠い席が下座
研修会の受講報告書を提出させるのは、研修の成果を会社が把握するためです。報告書に必要なのは、主に研修内容に関することになります。名刺を交換した人数は内容に関係がないので、「名刺交換した人数」を書いたのは不適当ということになります。
A.ルーティンワークは簡単そうに見えるが、準備して計画的に行わないと完全にはできない。:YES
ルーティンワークのようにパターン化され、決められた手順で行う業務でも、前もってしっかり準備を行い、計画的に作業しないと失敗に繋がります。パターン化されているからと手を抜かないようにしたいものです。
B.ルーティンワークは日課のように行う仕事だから、上司の指示をいちいち待たず自発的に行ってよい。:YES
ルーティンワークは、基本的に毎日、決まった手順で行う業務。先輩や上司からある程度指導を受けたら、上司の指示を待たず行ってもよいでしょう。前もって「明日から指示を受けずに作業してもよいか」と確認しておくと尚よいでしょう。
C.ルーティンワークはやらなければいけないこととして、あらかじめ分かっている仕事なので、上司への報告はしなくてよい。:NG
ルーティンワークのような決まり切った仕事でも、会社の仕事です。仕事を始める時は、上司の指示を得なくても、どのように行われ、どのくらい出来たか、などは会社として管理の対象となります。それを上司に報告しなくてよい、と指導したのは、仕事の仕方を理解していないということになり不適当と言えます。
D.ルーティンワークはやり方が決まっているので、手順を覚えて早く正確に処理できるようになること。:YES
やり方は決まっていますが、ミスをしてしまえば仕事として成果を残したとは言えません。手順をしっかり覚え、正確に仕事をこなしていきましょう。
E.ルーティンワークは単純な仕事と思われがちだが、間違いなく行うには気を抜かずにやることが必要だ。:YES
決まりきった仕事でも、注意を怠れば失敗に繋がり、周囲の人や会社の業績にも悪影響が出ることが考えられます。ルーティンワークといえども会社の重要な仕事の一部。気や手を抜かず、しっかり作業することを心がけましょう。
よって、【C】が不適当